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初めてユニフォームを買った選手が敵にいる話【柏-横浜FM前日の感想】

初めてユニフォームを買った選手、それは初めて猛烈に気に入った選手で、人生において決して忘れることのない選手だ。

そんな選手が相手にいる…!

初めてユニフォームを買った選手

初めてユニフォームを買った選手、それは初めて猛烈に気に入った選手で、人生において決して忘れることのない選手だ。

野球なら巨人の高橋由伸。
サッカーなら柏レイソルに所属していた小池龍太だ。

今日は小池龍太の話をしようと思う。

小池龍太とスタミナとパスが自慢の右サイドバックだ。
90分間サイドで攻めにも守りにも参加し続ける、日本代表だと長友に近い感じの選手だ。
当時の柏レイソルには伊東純也という生物兵器がいたのだが、伊東の相棒として豊富なスタミナでサポートし、柏レイソルの破壊力を高めていたのが小池龍太だった。

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小池は僕と同い年で身長と体重もほとんど変わらない。
そんな選手がピッチで90分間走りながら攻守に躍動する姿を見て心を打たれた。
さらに小池はアマチュアからキャリアを始めたという珍しい選手で、彼のシンデレラストーリーも、僕が小池狂になることを後押ししてくれた。
(※シンデレラストーリーについては下に詳しい)

Jリーグを見始めてから、柏レイソルを応援し始めてから半年後
僕は小池のユニフォームを買った。
ユニフォームを買ったらもっと小池を好きになった。
小池を目の前でみるために1000円高いチケットを買って、ピッチ脇の最前列で見ることもよくあった。

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小池ユニ。最近は瀬川推しなのでめいじろうに着せている

当時はサッカーの技術や戦術にも詳しくなかったから
まずは小池を中心に観戦してサッカーに詳しくなった。

彼のおかげでサッカーをもっと好きになってもっと詳しくなれた。
そして彼は日本で大活躍をし、海外のリーグへ旅立っていた。

同い年の小池龍太は、僕にとって盟友のようなものである(まことに勝手ではあるが)
好きになった選手が、スターダムを駆け上げっていく。最高のサポーターライフの第1部が幕を閉じたのであった。

初めて「ユニフォームを買った選手が敵にいる」

が、小池龍太は帰ってきた。
移籍先のクラブが倒産して、日本に帰らざるを得なかった。

柏のサイドバックが飽和していたり、小池の海外志向の強さもあってか
小池は横浜FMに加入した。

そう、初めてユニフォームを買った選手が敵として立ちはだかるのである。
野球では高橋由伸は巨人の選手・監督してキャリアを全うしたので、こんなことはなかった。

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スポナビアプリのスタメン予想では、小池のスタメンが予想されている。

複雑な気分である。
初めてユニフォームを買った選手が、同い年の盟友が、敵にいる。

でも多分、これはサッカー界では普通のことで
柏レイソルのサポーターとして第2部が始まるということなんだろう。
小池との対戦を通して、サポーターとしての成長に期待がかかる1戦である。

詳しい選手が相手にいる

まだサッカーを見始めて3年目。しかも去年はJ2を中心に見ていた。
だからJ1の選手にはあまり詳しくない。

でも小池についてはめっちゃ詳しい自信がある。
長所も弱点も把握済みだ。
もちろん海外の経験で強くなっている可能性も考えなければならない。

だけど、相手にここまで熟知している選手がいるのも初めてで、
きっとサッカーファンとしての審美眼が磨かれる試合になると思う。

小池がマッチアップする柏レイソルの左サイドは攻撃的及び流動的な動きをするので、それに対して小池がどう振る舞うか。
例えば、小池が攻撃することでレイソルの左サイドを抑え込む、攻撃は最大の防御的作戦を取ってくるのか。それとも小池はガッツリ守ることで柏レイソルの左サイドにスペースを作り出すのか。

知ってるチームと知ってる選手が対戦する、
今からとてもとても楽しみである。

ネルシーニョ式順位表では現在1位の柏レイソル、
前年度の優勝チームである横浜FM相手にどう戦うか。
レイソルに小池に、僕のなかできっと大切な試合になるであろう1戦がすぐそこに迫っている。




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