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球審VRを作成したみた(案)

これは「スポーツアナリティクス Advent Calendar 2019」の17日目の記事です。

みなさんこんにちは!
マッドサイエンティスト気質があると研究室メイツに言われるなういずです!

この記事では「球審VRを作成したみた(案)」ということで、
現在制作中のVRゲームについて、
作ろうと思った動機や進捗状況を共有します!

興味を持ってくれた人みんなで球審VRを遊べたらと思います。
それでは以下本文です!

1.審判の気持ちを知りたい!

みなさんは、好きなスポーツ番組ってありますか?
私は「Jリーグジャッジリプレイ」というDAZN・Youtubeで配信している番組が大好きで、毎回見るのを楽しみにしています。

Jリーグジャッジリプレイは、Jリーグ公式が配信している番組で、議論を呼んだジャッジについて、疑問を議論・解説する番組です。
番組にはJリーグ副理事長や審判委員会などオフィシャルなメンバーが出演し、“誤審”として報道されたシーンも真正面から取り上げています。
サッカーファンからの注目度も高く、DAZNの人気コンテンツだそうです。

この番組では、レフェリーの多くの苦労が垣間見えます。
レフェリーってこんな大変なんだと、レフェリーへのリスペクトがマシマシになります。
さらに、ジャッジの根拠を聞く中で、サッカーに関して深く知る機会にもなる番組です。

野球のジャッジについてもサッカー同様、もっと詳しくなりたいなと思います。
そうすれば、審判の気持ちも分かって、もっと深く野球を知れるはずです!
さらに、ファンと審判の関係性もいいものになるかも知れない貴重な機会です…!


だったら、自分で審判の気持ちを体験できるゲームを作ればいいじゃないか!
そこで思いついたのが、球審VRです!!

球審の気分になって、ストライクかボールか際どいボールを判定してみたい!
そんな私の願いが叶うゲームになっています。
この願いが私だけのものじゃないと祈りながら…


【謝罪】

と球審VRを開発するモチベーションを紹介しましたが、謎の体調不良や本業の忙しさの影響で、ほとんど手をつけられていません…
なので、本記事では「球審VRを作成したみた(案)」ということで、現在開発が済んでいる部分と、これからの開発計画を紹介していきます!

まだアナリティクスまで行ってないので、スポーツ”アナリティクス”アドカレとしてのどうなの!?ってツッコミはよしてクレメンス〜


2.完成像

球審VRの完成イメージはこんな感じです!

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VRゴーグルをかけると広がる球審視点のスタジアム!
そこには豪速球を投げ込む投手!
打者は打とうと踏み込んだものの見送った!

ストライクかボールか際どい投球、さてどっちが正解か!!
君がその手で判定をくだせ!!

そんな感じのゲームが球審VRです。
開発はUnityで行い、Unityを学ぶ授業の成果物として提出予定です。


3.開発済み部分

Unitiy初学者なので、開発スピードはめっちゃゆっくりです。

・オブジェクトを置く

オブジェクトを置き、球場を再現しました。
マウンドとプレートの距離やマウンドの高さも実際の野球サイズに準拠です。

スクリーンショット 2019-12-15 23.36.44


バッターも適当に置きました。
これは球審視点(仮)となります。地面から1mのところにカメラをおいています。

スクリーンショット 2019-12-15 23.37.46



・165km/hのストレートを見る

ピッチャーにボールを投球してもらいました。


球種はストレート(というか単なる重力)で、スピードは165km/hです。
ホームベース上を通ってるのか判別するのも難しいですね…これに加えて高さも加わるとなると球審の大変さを身をもって体験できそうです。
この速さのボールを一体どれくらい判別できるのでしょう…。
早く判定機能を作りたい…


・VR対応

大学の機材を利用して、VRで165km/hのストレートを体験してきました。
球審、キャッチャー、バッター、ファーストなど様々な視点から見ましたが、目で追うのも大変な速さと迫力でした。
至近距離で165kmストレートを見れるのは、野球ファンとして至高の喜びですね…!


開発済みなのはここまでです。
完成度は10%くらいでしょうか。まだまだ練って面白いゲームに仕上げていきたいです。


4.これからの開発計画


・変化球を導入する

今は重力の影響だけ受けるボールしか投げられていませんが、スライダー・フォーク・カーブといった変化球を導入予定です。
特に、ストライクからボールに変化する変化球や、ボールからストライクに入ってくる変化球を生で見るのがとても楽しみです。
さらに、ボールの射出位置を変化させてアンダースローや変則左腕を再現することも検討しています。


・ゲームにする

今は投球されたボールを見るだけですが、将来的にはストライク・ボール判定ゲームにする予定です。
10球中何球見極められるか?みたいな感じです。
せっかくの球審VRですので、球審のマネをしてストライクコールをしたりストライクポーズをしたいですね!


・キャッチャーのフレーミング効果を検討する

こっからは研究者としての血が騒ぎます。
普通にボールが投げられた場合と、キャッチャーミットがあった場合に、判定ゲームのスコアは変わるのでしょうか!
現実の野球では、キャッチャーが判定を有利にする”フレーミング”という技術がありますが、我々素人もフレーミングの効果があるのでしょうか!?


・歓声の影響を検討する

これも研究者の血が騒ぎます。
先行研究では、観客の歓声に判定が影響されることが知られています。
果たして、我々素人は歓声の有無によってスコアがどれくらい違うのでしょうか?
これを検討する中で、公平な判定をすることがいかに大変かを示せたらいいなと思います。


・VR機材を買う

VR機材を所持していないので、ゲームを作ってもプレイできません…。
大学の機材を借りるだけでは自宅で思う存分実験できないので
プログラムがある程度完成してきたら、機材を買いましょう!


・自分で実験

プログラムが完成したら球審VRを思う存分プレイします!
ざっと1ヶ月くらい継続的にプレイして、自分の正解率がどれくらいあがるか計測してみたいと思います。
人体実験するぞ〜。研究者の血が騒ぎますね。


・みんなで実験

自分の人体実験に満足したら、野球ファン・スポーツファンのみんなで実験したいです!
みんなで集まってワイワイしつつ実験したいですね。
お知り合いの皆様、お楽しみに!!


・経験者に実験

ここまで来たら、野球経験者(特に審判経験者)にも実験を実施したいです。
やはり経験者は、上手なのでしょうか。私みたいな素人とはどれくらい違うのでしょうか。
ここらへんも気になりますね。


・イベントで発表

最後には成果をspoana等のイベントで発表したいです!
めっちゃ面白い結果になったら論文化するのもありですね!

開発状況が大きく進展したら、また記事を書こうと思っています!
ではでは!

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