英語の読み方 私の方法論2

無題

前回述べたように、

★The book ~

は、

★The book《は》、~

と意味をとることができます。では、次にどのような心構えで英語を読めばよいのでしょうか。結論から言えば、

★「述語を待ちながら」

読むことになります。説明します。「基本五文型」はみなさんご存じだと思います。

無題

この5つすべてに共通しているのが、

無題

です。つまり、「主語(S)」の次には「述語(V)」が来るわけです。

無題

当然のことです。しかし、英語を直読直解するためには、これを一度は意識する必要があります。なぜなら、「S」と「V」の間に色々な英語が入ってくるからです。そのために意識化しておかないと、英単語の間を行ったり来たりしなければならなくなります。目線が泳いでしまう。たとえば、

無題

これを読むときに、英語が読める人は左から右へ一直線に読んでいます。「返り点」を打って読んだりはしていません。どうやって、読んでいるのでしょうか。実は、ここに

★ ま だ 書 か れ て い な い 英語

を「待ちながら」読んでいるのです。何を「待って」いるのか?それが「述語(V)」です。この感覚はなかなか説明しにくい。日本語で説明します。

無題

この日本語はまだ完結していませんが、これを読んでいるときにあなたは「何か」を待ちながら読んでいませんか?続けます。

無題

どうでしょうか。何かイライラしてきませんか?

無題

もしも、このように文が終わってしまうとモヤモヤしませんか?なぜなら、通常の読解力があれば、冒頭の「まるで、」を読んだ時点で「ようだ」やその活用形「ように」「ような」等を「待ちながら」読み進めているからです。

無題2

これを「呼応」と言います。

このように、日本語を読むとき、あるいは聞くときも私たちは、実は

★先を予想しながら

読んだり、聞いたりしているのです。歩くときに足元ばかりを見ていては道を踏み外しても気が付きません。

★前を見ながら

歩く必要があるわけです。それは英語でも同じことです。

無題

これを目にしたとき、まず

無題

と、それが「主語(S)」であることを意識します。その次にすべきことは、

★では、この「The book(S)」の「述語(V)」は何だろうか?

と「述語(V)」を意識しながら読み進めることです。それが、

★「述語を待ちながら」

の意味です。続きは次回。

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