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キレイに話すよりも大事なこと

今月から、「週末留学」という、約1ヶ月の短いプログラムに参加している。「留学」と名前がついているが、Zoomを使って海外に居住している人と繋げてもらい、外国の文化に触れようというのが主旨だ。1コマ1時間半のクラスを15回ほど、という手軽さに惹かれた。

双方向的なコミュニケーションでプログラムは進むので、僕らにも英語を話す機会がある。参加資格は「やる気」ぐらいなので、参加者の英語のレベルだっていろいろだ。ここでちょっとした発見があった。

英語を正しく言うのがあまり得意そうでない人が、頑張って質問しようとしている姿を見た。その人達からは、「言いたい、知りたい」っていう気持ちがはみ出している。驚いたことに、それでなんとなく相手に伝わってしまっているのだ。画面の向こうの人も、にこにこして聞いている。

そうだよな、と心のなかで唸った。言いたいことがあるってことや、伝えたいっていう気概が大事なんだよ。これらがあるから、相手のこころに届くのだ。

外国語をさらりと話せたら、そりゃあクールだ。だが、言葉のところだけでうまくやろうとしすぎると、逆に萎縮してしまって、熱いものを渡すことって難しくなるんじゃないだろうか。これから続く週末留学では、「気持ち」を大事にしたいなと思ったのだった。


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