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オリジナルの抽出レシピを作りたい。

皆さん
コーヒー愉しんでますか?
妄想、捗ってますか?

オリジナルの抽出レシピ、作りたくないですか?

という訳で、今回は片手鍋焙煎に狂った男が『他人の真似だけじゃ面白くない』という思考のもと、妄想と現実の間を行ったり来たりしている僕が思う”オリジナルの抽出レシピを考える上で必要な要素”をダラダラとお話ししていこうかと思います。

『ちょっと何言ってるか分からない』
『コイツ頭おかしいんじゃない?』
『なんだ、ただの変態か』
『ブラボー!!』

...と、各方面から様々な称賛の声が聞こえてきそうですが、僕が書きたいので勝手に始めます。

美味しいコーヒーの抽出レシピ

おうちカフェブームの影響で、自宅でコーヒーを淹れて飲む人が激増している昨今、“いかにして自宅で美味いコーヒーを淹れられるか”を考えてる人、多いんじゃないでしょうか?

今やネットやYouTubeを見れば世界中の有名バリスタやプロの方々が親切丁寧に分かりやすく、動画でレシピやノウハウを教えてくれています。
それらを実践すれば、間違いなく美味しいコーヒーが出来ると思いますが、『それじゃ面白くない』という捻くれ者(失礼)も中にはいらっしゃることでしょう。(僕とか

どうにか自分で編み出したオリジナルレシピで美味しいコーヒーを淹れて飲みたい!!

そんな欲望に駆り立てられるコーヒーラバー達とは仲良くなれそうな気がします(笑

① “知識”と“情報”の量

美味しいコーヒーを淹れるには、まず相手を知ることから(?
扱う豆の特徴に始まり、お湯の温度や量、粉の挽き方や量、抽出の時間、使う道具〜etc。
コーヒーの抽出において味に影響する“変数”と呼べる要素は本当に多岐に渡ります。

何を変えれば味に作用するのか。
その後の味はどう変化するのか。


とにかくコーヒーや淹れ方、理論について知ってる事が多いほど有利です。今の時代、ネットを駆使すれば偉大な先人達が積み重ねてきた膨大な知識と情報を手軽に見ることが出来るので、それらを素直に拝借する事にしましょう(笑

② “勘”の良さ

『なんか味が薄いなぁ』と感じた時に、『粉の量が少ない』とか『挽き目が粗かった』とか、無数にある変数の中で何が原因で、何を変更すれば目的の味に近付くのか、ピン!っとくる“勘の良さ”が必要です。

これに関しては、偶然や本能で当てる“勘”と言うよりも、“過去の経験や知り得た情報から原因を特定する早さ”をここでは“勘の良さ”と言うべきでしょうか。

③ “妄想力”を爆発させられるか

コーヒー豆を挽いた粉にお湯をかけると“色々な事”が起こって、残った粉を取り除いたら美味しいコーヒーが出来上がります。

コーヒー豆の細胞にお湯が触れる事で抽出される事は分かりますが、細胞や分子レベルで実際にどういう現象が起こって、どんな成分がどんなふうに抽出されているか、なんて僕には分かりません。

透明だったお湯がコーヒー色に染まっていく。
せいぜい、その変化が見えるくらいです。

そこで『抽出中のコーヒーには、何が影響して、どんな現象が起こっているのか』を持てる“知識”と“情報”、“勘”をフル稼働させて、全力で“妄想”します。

『これをこうしたから、あれがこうなって、これがこうなるから...きっとこんな感じで、こんな味になるはずっ!』

※妄想力が爆発しているイメージ(謎

ドヤァ!!!

妄想万歳!
妄想最高!
YEAH!!

④妄想は“物理法則”で打ち砕かれる

はい。

現実に帰ってきました(茶番

まぁそんな感じで思い付いたレシピは大概、撃沈します。
というか、納得出来る味にならずに終わります。

なぜなら“そういう味”になるレシピだったから。

「 物理学においては、一般に、“物理現象はすべて何らかの原理・原則に基づいて発生する”と考え、現象を考察してそれを説明することのできる仮説を立てる。 仮説が経験的な蓋然性や観測による実証などを得たとき、その仮説を導くために仮定された原理が、その現象を支配する物理法則であると認識されていくのである。
出典 Wikipediaより

なにやら難しい物理の話を引っ張ってきましたが、要するに”物理法則を無視した現象は起こらない”って事だと解釈しています。

コーヒーの話に置き換えると、どんなにエクセレントでファンタスティックでブラボーな妄想力爆発レシピを考えたとしても、『抽出中に起きている現象は物理法則の範囲内で、それ以上の味にならない』という事です。

出来たコーヒーが美味しかろうと不味かろうと、“そういう味にしかならない条件のレシピだった”と納得するしかありません。

色々試行錯誤しながらトライアンドエラーを繰り返して、美味しくなる条件を模索しましょう。

⑤レシピの完成

コーヒーが抽出される原理はどうであれ、出来上がったコーヒーが”納得できる美味しさ”だったなら、あとは淹れた時の詳細な条件をまとめ上げれば“レシピ”と言えます。

ただし僕個人としては

①自分がそのレシピで味を再現出来ること
②そのレシピの意図を他人に説明出来ること

③他人がそのレシピで味を再現出来ること

これらの条件をクリアした方が“オリジナルの抽出レシピが完成したぞぃ!!”と、胸を張って自慢出来るかなぁと思います(笑

という事で、以下が僕なりのレシピを組み立てる前段階で必要な方程式です。

オリジナルの抽出レシピ={(知識+情報+勘)×妄想}/物理法則

あとは、抽出の条件を模索するだけです。
豆の種類、挽き目、湯量、温度、道具、時間...
他の要素も考え始めるともっと増えて、もはや組み合わせは無限です。

最後に

いかに僕が頭のおかしな人か伝わりましたでしょうか?

一生懸命考えたレシピでコーヒーを淹れたとしても、味の好みや味覚は人それぞれ。結局は飲む人の気分や体調、周囲の環境によっても味の感じ方は変わります。

“美味しいコーヒー”に辿り着くまで、色々小難しく考えてコーヒーを愉しむ人もいれば、最短距離でコーヒーを愉しむ人もいます。
僕はそういった事も含めて、日々コーヒーを愉しみながらオリジナルの抽出レシピを考えています。

まぁ...

思い付いたレシピで淹れるコーヒーが全っ然納得できる美味しさにならないんですけどねっ!!(涙

『沸騰したお湯を注いで3分待つだけ』という史上最強に美味いレシピがこちら。

それでは!!

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