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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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#読書

荻本快・北山修 編著 『コロナと精神分析的臨床/「会うこと」の喪失と回復』

☆mediopos-2366  2021.5.9 精神分析的臨床も コロナ禍において 大きな影響を受けている …

KAZE
3年前
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『岡潔対談集/司馬遼太郎・井上靖・時実利彦・山本健吉』

☆mediopos-2365  2021.5.8 認識の根底には情緒があると 岡潔は繰り返し言っているが その…

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3年前
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荒俣宏『妖怪少年の日々/アラマタ自伝』

☆mediopos-2363  2021.5.6 荒俣宏という稀有の存在は いかにして形作られたのか 荒俣宏に…

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3年前
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高橋巌『シュタイナーの人生論』

☆mediopos-2362  2021.5.5 シュタイナーは自分を 「個人主義的アナキスト」と呼んでいたと…

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3年前
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『文学ムック ことばとvol.3 ことばと音楽』

☆mediopos-2361  2021.5.4 mediopos-2358(2021.5.1)で 大江千里が「歌詞とメロディの同…

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3年前
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『最後の文人 石川淳の世界』

☆mediopos-2360  2021.5.3 石川淳を読み直しはじめたのは 数ヶ月前に『狂風記』を 古書店…

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3年前
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高橋睦郎+藤井貞和 対談「日本語詩歌の深層から」

☆mediopos-2359  2021.5.2 高橋睦郎が示唆しているように 「現代詩のなかに現代自由詩と現代定型詩があって、 現代定型詩のなかに現代短歌と現代俳句がある」 そうとらえたほうがいい そして「詩」とされるものの奥行きには <うた>われてきた言の葉の大海がある それを古典と表現してもいいのかもしれない 「詩」として表出されているのは その広く深い言の葉の 海面上の波のようなものなのだろう 波の形しか見えない者は そして波の形を見て 奥にある言の葉をとらえ

大江千里 『マンハッタンに陽はまた昇る/60歳から始まる青春グラフィティ』

☆mediopos-2358  2021.5.1 大江千里は47歳のとき 「ジャズ留学」のためニューヨークに渡っ…

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3年前
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『Liquid 液体 : この素晴らしく、不思議で、危ないもの』

☆mediopos-2357  2021.4.30 著者のマーク・ミーオドヴニクは ロンドン大学ユニバーシティ…

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3年前
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佐々木まなび『雨を、読む。』

☆mediopos-2356  2021.4.29 水は いのちの エーテル 天と地を めぐり いのちを育む 天の…

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3年前
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『大図鑑 コードの秘密――世界に隠されたメッセージを読み解く』

☆mediopos-2355  2021.4.28 世界はすべてコードでできている とするならば コードを読みと…

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3年前
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金子都美絵 編・画『〔白川静の絵本〕死者の書』

☆mediopos-2354  2021.4.27 かつては 人にも 死はなかった 死が生まれたのは 集合魂から…

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3年前
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秋山さと子 『メタ・セクシュアリティ』

☆mediopos-2353  2021.4.26 ユング心理学をはじめてまとまって知ったのは 河合隼雄さんと…

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3年前
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トーマス・シーリー『野生ミツバチの知らせざる生活』

☆mediopos-2352  2021.4.25 ミツバチが大量に死んでいる 死んでいるのは 養蜂場のコロニーにいるミツバチである 野生のコロニーは数を維持しているようだ 野生のコロニーとの違いに目を向ける必要がある 人間は太古の昔から ミツバチに強く関心をもっていて アリストテレスにもすでに観察記録がある ミツバチは蜂蜜を作り 農作物の受粉を助けている しかも「世界全体の作物送粉サービスの 半分近くを担っている」ともいう もしミツバチがいなくなったら 作物の受粉の半