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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2021年10月の記事一覧

今村 純子『映画の詩学』『シモーヌ・ヴェイユの詩学』/鈴木大拙『新編 東洋的な見方…

☆mediopos-2541  2021.10.31 「詩」をもつということは どういうことなのだろうか シモー…

KAZE
2年前
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高橋巖・笠井叡 対話 『戦略としての人智学』

☆mediopos-2540  2021.10.30 高橋巖と笠井叡の三回にわたる貴重な対話 『戦略としての人智…

KAZE
2年前
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吉住 義之助 (監修)・小野 桂之介 (著) 『都々逸っていいなあ』/中道 風迅洞  『【2…

☆mediopos-2539  2021.10.29 なぜだかわからないけれど 小さいころから 小唄や端唄を口ず…

KAZE
2年前
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中山元『わたしたちはなぜ笑うのか/笑いの哲学史』

☆mediopos-2538  2021.10.28 「笑い」についての哲学といえば ベルクソンくらいしか知らな…

KAZE
2年前
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道尾秀介「聞こえる」/小説現代 2021年 11 月号・特集「新しい物語のカタチ」

☆mediopos-2537  2021.10.27 少し前に佐々木敦編集の雑誌 『文学ムック ことばとvol.3』…

KAZE
2年前
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中村 圭志 『宗教図像学入門/十字架、神殿から仏像、怪獣まで』

☆mediopos-2536  2021.10.26 神的なものは 対象化できるものとして 表現することはできな…

KAZE
2年前
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中島岳志『思いがけず利他』

☆mediopos-2535  2021.10.25 道徳とされるものは あまり好きにはなれない それは多くの場合 外からの「べき」で規定され 「評価」「承認」を満たすために存在する それに対する「アンチ」もまた その「べき」から自由にはなれない それも「アンチ」としての「評価」「承認」だからだ 本書では「利他」がテーマとなっている 「「利他」と「利己」は対立しているように見え」て 「メビウスの輪のようにつながっている」という 利他をする!というのは そのことによ

安西 徹雄『彼方からの声―演劇・祭祀・宇宙』/坂部 恵『かたり』

☆mediopos-2534  2021.10.24 松岡和子個人全訳の シェイクスピア全集全33巻(ちくま文庫)…

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増田 隆一『うんち学入門/生き物にとって「排泄物」とは何か』

☆mediopos-2533  2021.10.23 「うんちのうんちく」満載の うんち学入門の本が なんとブル…

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アンスガー・アレン『シニシズム』

☆mediopos-2532  2021.10.22 シニカルというのは 皮肉っぽさや冷笑的であることだが もと…

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『MONKEY vol.25 特集 湿地の一ダース』

☆mediopos-2531  2021.10.21 『MONKEY vol.25(FALL/WINTER 2021-22)』の特集は 「湿…

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山田晶『中世哲学講義』(グノーシス)・荒井献・柴田有『ヘルメス文書』・筒井賢治『…

☆mediopos-2530  2021.10.20 グノーシス思想といえば 二世紀以降キリスト教において 異端…

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岡崎乾二郎『感覚のエデン (岡崎乾二郎批評選集 vol.1) 』・『岡﨑乾二郎 視覚のカイ…

☆mediopos-2529  2021.10.19 岡崎乾二郎の名を知ったのは 松浦寿夫と岡崎乾二郎の 『絵画…

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2年前
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春日武彦『奇想版 精神医学事典』

☆mediopos-2528  2021.10.18 精神科医の春日武彦による 『奇想版 精神医学事典』は 連想で見出し語が続いていく事典で 解説を書いている歌人・穂村弘いわく 「びっくり箱」だ 「小説の一節、映画の一場面、俳句、新聞記事、 患者の発言や作品、春日先生の体験や考察」など 「目を疑うような言葉が次々に飛び出してくる」 そして「身につけたはずの常識や先入観が 無効化されて、世界が新しく更新される」という 世界観が変わるほどに 内容が「常識」から外れていると