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歩行の見方④【TSt〜PSwまで】

誰でもできる『歩行の評価方法』シリーズ

本日はTSt(立脚終期)からPSw(前遊脚期)までの歩行評価を説明を致します。

評価する姿勢

▸ 非麻痺側の方で支えるもの(机や壁など)を設置する。

▸ TStまでの姿勢
↪︎ 非麻痺側を一歩前に出し、麻痺側下肢の踵が少し浮く状態で評価

PSwの評価

PSwのphaseとは?
踵が浮いてくると下腿三頭筋が活動し、重心が母指MP関節を越える事で、外側縦アーチの骨性の支持が抜け、固定していたものが無くなることで、膝関節が屈曲する。
膝関節屈曲が生じると、活動していた下腿三頭筋が足関節底屈モーメントから膝関節屈曲モーメントに入ることで振り出しに切り替わっていく。

【チェックポイント】

☑︎ 外側縦アーチが形成されているか
☑︎ 非麻痺側や体幹の崩れが無いか(直立性)
☑︎ 前足部まで重心が移動せず踵が内側or外側に抜けていないか
☑︎ 大腿前後面の筋緊張が高まっていないか(膝関節屈曲/伸展の協調性が取れているか)

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