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フィギュアスケート元年だった08-09シーズン

今日はゆる〜くこの当時を振り返ります。

2007年に日本でiPhoneが発売されてすぐ購入し、それ以来スケジュールをiPhone上で管理しているので、見返してみました。

下に、このシーズン撮影した主な日程を記しました。
(海外の大会は出発日〜帰国日の表記です)

2008年の世界選手権後のフィギュア撮影記録

2008年
4/20 ジャパンオープン(さいたま)
4/25 プリンスアイスワールド ゲネプロ(新横浜)
6/28 ドリームオンアイス(新横浜)
7/5    フレンズオンアイス(新横浜)
7/26 THE ICE(名古屋)
8月1週目 ジュニア&シニア合宿(仙台ー中京大学 2往復)
8/31 関西大学エキシビション(高槻)
9/13~14 チャンピオンズオンアイス(新横浜)
10/12~13 東京ブロック
10/23~28 スケートアメリカ(アメリカ・エバレット)
11/13~18 エリック杯(フランス・パリ)
11/23~24 全日本ジュニア(名古屋)
11/27~30 NHK杯(東京)
12/11~15 グランプリファイナル(韓国・ソウル)
12/25~28 全日本(長野)

2009年
1/9 ジャパンスーパーチャレンジ(名古屋)
2/4~10 四大陸選手権(カナダ・バンクーバー)
3/24~31 世界選手権(アメリカ・ロサンゼルス)

まさしく僕のスケート元年と言えるような、見事なハマりっぷりです。

ここまで、フィギュアスケートの撮影にスケジュール取られると、普段の広告関係の撮影の受注が減ると想像できます。
ところが、売上的には2007年よりも2008年の方が増えてました。
上手く空いてる時に、スケジュールがハマって稼働できてました。

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やりがいのある仕事をさせてもらえていたな〜と改めて思います。

ただし、残念ながら ”売上が増える=収入が増える” ではなかったです。

当然交通費などの経費は前年の数倍かかってます。
また、スウェーデンの世界選手権で来年までに絶対買うと心に決めたレンズ400mmを購入してます。(中古で80万円台...)
こうなると、経費がかさばり、手元に残るお金は前年よりもかなり少ないという状況に...(苦笑)

もし、フィギュアスケートに出会ってなければ、スポーツを撮るための機材代や、莫大な移動経費等がかかってなかったので、今ごろ仙台に家を購入し、スタジオをどうしようかな〜とか考えていたのかもしれません。

それでも、こうしてフィギュアスケートの魅力にハマり、撮り続けてきたことで得られたことの方が、何倍も多いんじゃないかなと今は思います。
色々な人と出会い、普段行けないような色んな場所に行き、普通なら経験できないようなことをさせてもらってきたなと感謝です。

広告を撮るという現場では、まず他のフォトグラファーと一緒に撮影することはほぼありません。
また同業者である以上、狭い仙台という枠の中では”仕事を取った取られた”という感情はどうしても付きまとうと思います。(僕の場合はあまりその案件に固執しないようにと、自分に来ていた仕事が他の人に行ってしまったらしょうがないと思ってやってます)
お互いの写真について語り合うみたいなことも、当時はあまりありませんでした。

ところが、スポーツの現場というのは、同じ会場で同じ競技を同時に狙うということをするがために、他の人がいい写真を撮ってると「うわ〜やられた〜(涙)めっちゃいい瞬間撮ってる !!」となります。
ライバルという見られ方をされがちですが、お互いをリスペクトしてるように感じることの方が多くて、心地よく感じます。
特にフィギュアスケートの現場で、親しいフォトグラファーの間には、このような感覚が、目に見えないですけど感じられて、モチベーションの向上につながってるように思います。


話しをこのシーズンに戻します。
世界選手権以降、個人的に追いかけようと思っていたのは大ちゃんでした。
この頃は女子の方の人気が高く、写真の需要も女子選手の方が多かったと思います。それでも、世界の舞台で大ちゃんの演技を撮影して、五輪まで追えたらいいなと叶いそうもない淡い希望を抱きながら、ショーや強化合宿も撮りに行きました。

本格的にシーズンインという10月に入ってきた「大ちゃん怪我」というニュース。大きなショックを受けたのを覚えてます...。
新シーズンの撮影予定が大幅に変わることになりました。

最後に僕のフィギュア元年のはじめてのシリーズです。

今たいへんお世話になっている、集英社の「Sportiva」(この当時は月刊誌だった)に初めて写真(スケートアメリカで撮影した美姫ちゃんの写真)が掲載されたのも、このシーズンでした。このときの縁が、2009年から始まった、大ちゃんの怪我からの復活の連載の仕事につながりました。


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表紙に写真を使ってもらえるようになったのも、このシーズンからでした。


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また、結弦くんのポートレート的な撮影をしたのも、この年の夏でした。

このシーズンの細かい振り返りはまた別途思い出したいと思います。
色々あったので...
パリで食あたりとか(笑)


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