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デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)とマインドフルネス

最近よく聞くデフォルトモードネットワーク。

マインドフルネスが話題に上がる時に聞く言葉ではないかと思います。
引用にはなりますが、以下のように紹介されています。

「デフォルト・モード・ネットワーク」とは、活動的な思考を行わないときに無意識に脳が行う脳内ネットワークの活動をいう。 従来、ヒトの脳は「話をする」「走る」などの意識的な活動を行うときにのみ活発になり、それ以外の場合には休んでいると考えられてきた。 このときの脳活動が、「デフォルト・モード・ネットワーク」である。
-脳科学メディアより-

また、関連部位としては以下の場所が挙げられています。

DMNとは、内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、そして下頭頂小葉などから成る脳回路であり、意識的な活動をしていないときに働く脳のベースライン活動だ。
-DIAMOND onlineより-

私たちが、ボーッとしている時にでも頭は絶えず動いているのです。

そのため、いくら何もせずに休もうと思っても知らない間に脳が活動していて休めていないのです。

そして脳の疲労のうちDMNの疲労が全体の60%を占めるとも言われています。

 今の時代は、ネットが発達していつでもどこでも情報を手に入れることができます。
 携帯だけでなく、テレビもありますし、何もせずに過ごしているという時間はありません。

常に携帯の連絡を待ち、少し気になれば携帯で調べ、休憩中にも携帯をいじる。

そのため脳が異常なまでに過活動になっているのです。


脳が疲労すると注意力も低下します。
注意力が低下すると記憶力も低下します。
記憶力が低下すると、遂行機能(計画性・論理的に物事を組み立てる力)も低下します。さらに、感情コントロールも低下します。

結果・・・生産性が低下します。そして、時間の使い方が下手になります。
睡眠の質も低下します。

脳が疲労すると良いことはありません。


そんな脳疲労対策にお勧めしたいのはマインドフルネスです。

Googleや世界のスポーツ選手が取り入れているためアメリカを中心に話題になっていますが、元々は日本の禅からインスパイアされたものだそうです。


有名なのは呼吸瞑想です。

息を吸う時、空気が鼻を通る感覚、鼻を通った空気が肺に入り、お腹まで届く感覚
息を吐く時、お腹が凹んでいく感覚、口から空気が抜けていく感覚・・・。

身体に感じられる感覚に意識を向けて呼吸をします。

当然、全く関係のないことが頭を過ぎるかと思います。
そんな時は、その思考にラベリング(不安な気持ちには<不安>、怒りの感情には<怒り>など頭に浮かんだことに名前をつける)をして、一旦脇に置いておきます。

そして再び呼吸に意識を戻します。

これを一日5分でも繰り返していくことで、マインドフルな状態を手に入れやすくなると思います。

わたしも毎朝、瞑想を欠かさず取り入れています。

すると、仕事中に関係のないことが浮かんだ時に、いち早く気付いて、「これは今考えることではない」と意識から外すことができるようになりました。


1日5分で、生活の質が変わります。

皆さんもぜひトライしてみてください。



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