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ウマ娘 タウラス杯をふりかえる(決勝の謎を中心に)~はずれ馬券王とオレ~

「2400って距離は、
そのウマが競争バとして生まれて、
必ず初めて重賞として走る距離なんだ」

別名<はずれ馬券王>と呼ばれた俺の知り合いはそう言ったよ。
いくら俺たち、何度も同じ時間と空間を旅するプレインズウォーカーといえど、
その言葉には重みがあると感じたね。
その2400を背負った、「タウラス杯」。
さまざまな場所で決勝が行われたと思うが、
そのほんの一例の振り返りを書いていこうと思う。

まず俺はオープンを選択した。
「A」以上を作ったのは一回バクシン育成で作り出した、
サクラバクシンオーだけのほぼ無課金兼業トレーナーだしね。
むしろBかB+を作り出すのが通常だったから、予選はBのなかで一番実力のある中距離の3人が選びだされた。以降そのキャラで進めていく気になったね。

すでにおススメのウマ娘をGamewithとかでは記事にもなっていたが、
とりあえずこれで突っ張った。

https://gamewith.jp/uma-musume/article/show/276687

予選にあたるラウンド1は無理なくナリタタイシンが決めたが、
5-0のストレートとはいかなかった。


そしてラウンド2。ここが一番難しかったね。明らかに「メタを読んだ」ウマ娘たちが出場しだしてきた。BながらもスピードS、全デバフ盛り合わせのネイチャ、量産型ゴルシ…。なかなかきつかったよ。特にデバフで下げられて全掲示版はずしたときは。でもこの記事で気持ちを切り替えたね。

https://siusiu.hatenablog.jp/entry/2021/05/15/231237


奥が深いよね、ケイバってやつは。これでデバフに対する意識を変えた。
この時デバフ取得目的で再度叩いて鍛えたのがトウカイテイオーだ。
でも彼女のことだ。負けたくはない。やっぱウマ娘との対話は重要で、
こちらもやれる限りのことをやりながらテイオーを今の位置に押し上げた。
ギリギリでBを作る時にこちらの表はやはり参考にした

でも、ぎりぎりでBを作る、この表があれば楽勝か?そうでもない。

不慮のレース敗北、ステータスが予想以上に上振れて覚えようとしたスキルが覚えられない。なかなか思い通りにはいかないよ。
(まあ育成イベントチェッカーまではめんどくさくてしなかったんだけなんだが)
だけど、やっぱりテイオーは勝てなかった。
ラウンド2で驚異の勝率を誇ったのはスペシャルウィークだ。
この理由も「メタ」にあると思っている。「メタ」が発生すると大抵ゲームには妙な偏りが発生する。オープンリーグであれ、そうだ。

ゴールドシップが強い→追込バが多くなる
→追込のデバフをかけるウマ娘が増える


これくらいは容易に起こったし決勝でもこの流れはあった。
だからスぺはじめ、<差しウマ>に対する意識がやや遅れてたのかな。
シンボリルドルフは?という意見もあるだろう。思うんだが、
ルドルフは★3バ。持ってるトレーナーと縁のないトレーナーがいたんじゃなかろうか(事実俺は持ってない)。
<汝、皇帝の神威を見よ>は確かに強力なスキルだ。
だが、「3人抜く」という条件を考えるに、
もし、9人中3人以上が「追い込み」なら
自分除く5人のうちの半分以上をぬかないと発動しない。

モブウマ娘がいないことがこのスキルの発動を困難にもしている。
その分うちのスッペことスペシャルウィークの固有<シューティングスター>は抜く対象は一人でいい。
面白いくらい固有が発動した記憶があるね。
最後の3勝はすべてスペシャルウィーク。
タウラス杯を意識せずBランクになり、この走り。心が動いたね。

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<決勝>
さて。
ここまで長々書いてやっと決勝だ。なぜこの記事を書こうと思ったのかも、
この決勝にある。
決勝のすべてはこちらだ。動画を見てもらいたい。


華々しく、うちのトウカイテイオーが勝った。
アラフォーのおっさんが慣れない手つきでアップしたよ。スマホで。


ただ、しばらくして疑問がわいた。
テイオーはなぜこの決勝に勝てたのか?


というのも、イヤ、本当にウマ娘に良くある話なのだが、
どうにもうちのテイオーは、相手をしてくれた側のトレーナーの、
おそらくメインで走る「懐刀」の面々に力負けしていると感じたからだ。

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自分なりに分析してみたくなった。
まずは目に見えてわかるデータを確認していこう。


<メタによるデバフの偏り>
まず、デバフを整理しよう。やはりここには
<先行>のテイオーが抜けれた」という理由の一端がある。
ざっと出走したメンツとそれについているデバフを整理する。
※【】内はそのウマ娘につけたれたデバフの合計数をマイナスとして計算している。


★弊チーム★
トーカイテイオー 先行
<逃げけん制><先行ためらい><追込ためらい>【-1】
ナリタタイシン 追込
<差しためらい><逃げためらい><追込ためらい>【-2】
スペシャルウィーク 差し
※デバフなし【-1】


★対戦相手A★
マチカネフクキタル 先行
<逃げためらい><差しためらい>【-1】
メジロマックイーン 逃げ
<先行ためらい><追込ためらい>【-2】
ゴールドシップ 追込
※デバフなし 【-3】


★対戦相手B★
オグリキャップ 先行
※デバフなし 【-2】
マルゼンスキー 逃げ
※デバフなし 【-3】
スペシャルウィーク 差し
<追込ためらい> 【-2】


一目瞭然だろう。
追い込みは完全にメタられていた。
かなり自分のチームが勝つためのデバフを積んではいるのだが、
それでも自チームのナリタタイシンは【-2】修正をかけられ、苦しい。
一方差しや先行の修正は【-1】しかない。
かつ、
こちらの先行・差しウマは【-1】修正で、
相手の先行・差しウマは【-2】修正。
ここでひとつ有利につけただろう。
スッペの調子もいい。(テイオーは普通)

だが、これがすべてか?いや。
まだ始まったレースを見てても疑問が残った。
このレース序盤~中盤の写真を見てほしい。

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明らかにステータスの上で上位のオグリキャップより
うちのトーカイテイオーの方が妙に伸びている。
併走はおそらくスタミナを削り取られる要素の一部だ。
逃げのマック、マルゼンはそれぞれ競り合っているので、
きっとステータスの消耗が発生しただろう。
差し、追い込みの脚質集団で後半のバ群も結集されている。


しかし、同じの先行のオグリ、マチカネより先に抜きん出て、
逃げの二人のすぐ後ろに一人で悠々と走るテイオーに消耗はなさそうだ。
本来ならここで同じ脚質同士競り合うはずなのになぜ?


あくまで予測だが、理由は2つ考えられた。

①「春ウマ娘◎」
序盤にステータス・脚質では説明できないリードが生まれた。
とすればスキルしかない。
序盤に発動するスキルで明らかにスピードに関係するのがこれだ。
「左回り」のサイレンススズカもいなかった。
だからまあこのスキルしかない。
それでテイオーはスタートダッシュをつけて先んじたのであろう。
その後、その位置をキープしているのだが、スピードが同程度(774)のマチカネフクキタルはいいとしても、スピードが1ランク上のオグリすら並んでこない。
これの理由は見えているものの中にはない(まあこのゲームはマスクデータがかなり多いのだけれども)。だとしたらわかる範囲での憶測は…そこで②だ。

②オグリキャップは出遅れたのではないか?

自分のチームではないウマ娘の「出遅れ」「かかり」は見えない。
だとしたらこの明らかな出だしの失速は「出遅れ」にあるとしか思えない。
その後、足をためて後半巻き返そうとしても、デバフである「先行ためらい」はスパートをつぶすように、レースの後半で発動する
前半も後半もくじかれたオグリのスパートは、届かなかった。

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写真を見ればわかる通り、
ゴールはほぼ3位のゴールドシップと同着である。
おそらく先行ためらいの【-2】に出遅れの【-1】が加算された結果かもしれない。

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「出遅れ」「掛かり」はバカにできないと感じたよ。
うちのスッぺもプレッシャーからか道中かかってしまい、結局いいところなく終わった。
冷静にスタートし、持ちうるスキルをすべて使ったトウカイテイオーに
この時の勝利の女神は寄り添ったらしい。

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<抜け出し準備>と、デバフにより逃げウマを引き寄せ、そこで「追いすがって」固有の発動、そしてそのまま独走に入る。
トーカイテイオーのためのレースだったといっても過言ではない。
逃げる先行バの後ろにつける、競馬だったとしても通用する強い動きだ。
強い「ケイバ」だった。

勿論運もあった。ルドルフもネイチャもいなかったし、
相手のウマ娘のみんなも、ほぼデバフのみの「ラビット」はなし。
マチカネも「ラッキーセブン」が発動していたらわからなかっただろう。
同じ志のマッチングをしてくれた・・・なんてわけじゃないだろうが、
おそらく運営側は一日かけてなるべく同じ能力の相手を振ってくれてるんじゃないだろうか。
大変だろうが、さすが今こんな日本でも一流の、世界第三位コンテンツだ。
頭が下がる。

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そして、きっと各トレーナーに、それぞれの物語があるだろう。
俺のテイオーもタイシンもデバフを習いなおし、厳しい追い切りをした。
今の条件下で必死にやった。タイシンの固有発動の時は会社の食堂で泣くかと思ったね。天性の力でBを維持したままタウラス杯関係なく突っ込んだスペシャルウィークのプレッシャーも相当なもんだったろう。
3人のどれが欠けてもきついタウラス杯だった。

データと運が絡み合うオープンリーグ。また強者と会いたい。
できればオープンでね。際限ない強さよりは、しっかり計量がある方が
ケイバっぽくていいじゃないか。

では、次のジェミニ杯で会おう。
明日もどこかで、ケイバはあるぜ?




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