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ハマ・オカモトに泣かされた話

はい。俺が勝手に泣いただけです。そんでまた懲りずにOKAMOTO'Sの話です。

OKAMOTO'Sのベスト盤、「10’S BEST」の完全生産限定盤には、メンバーインタビューが収録されている。去年のクリスマスに武道館公演のLAST BOYの録画を見たことを思い出して、今年もそのようにした。流れでメンバーインタビューも久しぶりに見直した。

インタビューの最後の最後、ハマ君がこんなことを口にしている。一字一句会っているわけではないのでその点はご了承願いたい。

レイジとショウとコウキにダサいと思われることが怖い、プレッシャーだ。

ここで泣いた。武道館で生で見ていた時も、初めてこのインタビューを見直した時にも別に泣かなかった。なんかみんなそれぞれ思ってる事別々なのにかみ合っているのってかっこいいな、くらいにしか思わなかった。急にこの発言が飛び出して泣いてしまった。

何で泣いたのか考えてみた。おそらくだが、たとえどんな場所でどんな発言をしていても、ハマ君はOKAMOTO'Sにいることを誇りに思って頑張っていると、勝手に俺が思い込んだからだ。他の現場での演奏仕事が多く、なんなら週2でラジオをやっている彼が、幼馴染にダサいと思われたくない一心で頑張ってバンド活動をしていることに感動してしまった。どれだけ信頼しているのだろう。プロ意識を欠かさないハマ君の、滅多に見ることのできない人間らしさが見えた瞬間、だと思う。

後、自分の姿に重なったこともある。この人にはダサいって思われたくないな、という思があって自分を奮い立たせたことが何度もある。俺は生きる原動力が極めて他人に依存している。それを自分で認知できるようになった。ちょっと前まではそれじゃあだめだ、と思っていたがこの一言でそれは悪いことじゃないのかもしれないと思えるようになった。

とにかく、第一線で活躍するバンドのベーシストの原動力が極めて人間的、衝動的、本能的なことに感動した。そして、人を理由に自分が頑張るワケを作っていいんだ、それがかっこ悪いことじゃないんだ。そう思うことができた。実りのある素敵なクリスマスになった気がする。

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