インチュニブ1mg飲み続け日記(1ヶ月半経過)
約1ヶ月経った頃
「雰囲気変わったね」
と言われた。
僕もわかる。なんとなくそわそわがなくなり落ち着いている気がするのだ。地面に立ったというか。前までは地面から3ミリほど離れていたのが、地についた、ような。
インチュニブなどのADHDの薬を飲むことで僕がいちばん心配していたのは、「アイディアが出なくなるのではないか」ということだが
それに関しては「そんなことない」といいたい。が、
もしかしたらアイディアの部分に影響は多少なりともあるかもしれないと思い始めた。
いままで僕は眠る狭間でよくいろんなアイデアがぶわっと流れたり、急に降ってきてあっ!!!っとなったり、次々と溢れてそれはそれで辛いが、そこから良いアイディアが繋がったりしていた。
しかし、飲み始めてから無い、と思う。
断言しづらいのは、いま僕が鬱の可能性があるからだ。ただ、これも僕の何とも言えない躁鬱なので、何とも言い難いのだが。鬱でももちろん大量のアイディアが出ることもある。
ただ、確かに飲み始めてから
「すっごいたくさん出てきた!」はないかもしれない。
前のような「脳みそがざわざわする」ということがないし、(これはわかる人はわかると思う。前まで僕の検索履歴はこればかりだった。いまは本当にない)
それに伴うようにあったともいえる、紐で繋がったようにアイディアがするすると出てくることはないかもしれない。
単発のアイディアは無いわけではないし、思いつくときは思いつくのだ。だからやはり断言できない。
突発的なアイデアの道がなくなったわけではないと思う。状況のせいもあるとは思う。コロナでいろんなことが自粛、中止ということも関係はあると思う。
アイディアについては経過を見ていきたい。本当に出なくなってるなら、大問題なのだ。
あと変わったのは、僕の思考回路だろうか。
落ち着いているからか、狭くて本数のなかった思考回路の道が、広がり、本数が増えた気がする。ゆっくりといろんなことを考えられるようになったし、
衝動的なものもかなり落ち着いた。
計画的に動くようにもなってきた。
時間を見て動く、ということも意識でき、時間通りではなくても時間を意識した動きができるようになってきた。これはかなりの進歩だ。
思考回路が増えた分、余裕を持つことができたからか、その増えた計画性、時間への意識の道を作った、といえると思う。
前々からいろんなことに問題を抱えていたが、それを解決するために考える余裕が出てきたと言えるかもしれない。
インチュニブを飲む前は、たしかに余裕みたいなものがなかった。目の前のことしか考えられず、よくADHDの人が言われる、「今か、今じゃないか、しかない」状態から少しずつだが、抜けようと努力できる気がしている。
ここで重要なのは、薬を飲んだから、時間を意識できたとか、問題に向き合えるようなった、というわけではないことだ。
僕の場合ではあるが、薬を飲んだことで余裕ができ、その余裕を使って自分の問題を解決する努力ができるようになってきた、である。
だから僕は努力できるための、余裕を薬からもらったのであって、僕は僕がよくなるためにちゃんと努力していることを、自分で自分をとても褒めたいと思う。とても偉い。
ただ、本当に薬のおかげでもあり、落ち着いて考える幅が薬がくれたのだから、この余裕は大切にしたいと思う。ちゃんと使える脳みそに、薬が助けてくれるのだから、開発してくれた人には感謝しかない。
あとは、アイディアの問題だけだ。ここだけ自分でどう動くべきか観察を続けたいと思う。
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