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町屋の大内

 町屋は歴史ある下町、いい食堂や酒場がそろっています。甲州屋、ときわ、もんじゃなら浜作、カリーならばプージャーなど。でも僕が一番町屋で大好きなのは、大衆割烹の名店、大内です。

 僕は大内は基本「魚」のお店だと思っています。魚が食べたい!と思うならば町屋へGo!大内へGo!です。町屋駅から徒歩5分にその名店はあります。いつ行っても満席、今日もお客さんも大盛り上がり、活気最高、週末は予約必須。大将、板さん、店員さんの仕事ぶりも最高で、清々しい。季節の新鮮な魚のお刺身、野菜がいただけます。ああ愛しの大内、という具合です。冬なので鍋も最高ですが、量が多いので4名くらいからがちょうどいいのではないでしょうか。特にゆず薫るインスタ映えバッチリの「みぞれブリ鍋」もよいんですが、歳のせいか、ちとブリ濃ゆし。よって、本日はシブく行きたいと思います。

 まずはカウンター(予約済み)に着席、手始めにキンミヤ焼酎のホッピーセットを。本日のおすすめの魚が書かれた黒板を横目に、お任せ「刺し盛り」をチョイスします。「刺し盛り」までの待ち時間、お通し的に「アスパラのおひたし」も良いです、いい出汁だ。そして「刺し盛り」のお出ましであります。大胆不敵な圧倒的厚みの刺身、かつ、さすが割烹、綺麗な盛り付けです。日本人でよかった。頂点に君臨するは厚切り中トロなので、その周囲の魚より攻めるべし!水蛸、カンパチ、ツブガイ、すべて新鮮、生臭さゼロ、よって言うまでもなく最高。ヒラメはエンガワがついている!恐るべしコリコリ感プラス濃厚な味わい!中トロに行く前に、すでに大満足です。しかし、ここで畳み掛けるように中トロだ。思わず唸り声がでる濃厚な味わい、厚切り!おいしい!!ダイナミック!!!ちなみに僕は以前日本酒も呑むことがあったのですが、悪酔しちゃうので控えおります。うまい日本酒と刺身は最高なのですが、3杯目(ホッピーのナカ2杯目をカウントしてます)はあえてのウコンハイ。これでちょっとは酔いがちがうかな?など思いつつ、こいつもおいしい。「刺し盛り」をペロリと行ったあと、改めて短冊を確認。「生牡蠣」、ありました。あと「牡蠣フライ」も光っている。。むむ、えい、迷うことなかれ日本男児、今日は牡蠣祭りだ!黒板の単品刺身には未練はない、自分が信じた道を進むべし、そう亡き父が言っていたような?気がします!そして登場「生牡蠣」、素晴らしい。まさにSea of Love。あぁ愛しのミルキー生牡蠣ちゃん、命短し、スルっと喉越しよく消えていった、まるで幻のように。ここで「牡蠣フライ」を頼んでいたことを正解!と改めて実感。畳み掛けるように牡蠣フライ!本当はタルタルソースでいただきたいが、あえてソースで。よい揚がりっぷり、衣はカリカリなかジューシー、おいしいです、うまいです。お酒はすでにウーロンハイへと移行しております。まだ足りない、何か。。大内という大海にはまだおいしいものが隠れているハズ、、と、カウンター前のネタケースにマグロとカンパチのカマを発見。ウ、焼きたい衝動がムクムクと湧き立ちます。祭りのクライマックスは小ぶりなカンパチのカマ焼きだ!!

 町屋の魚祭りはカマ焼きという圧倒的感動を持って終局に。チラリ浜作のお母さんに会いに行きたくなりました。もんじゃ1枚だけ、いこうか。

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