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[中級]SEMDEBUG.TXTの日時を知りたい

はじめに

 ドミノサーバは多くのひとのアクセス、メールの送受信、様々な処理といったものが同時に行き来します。順番を守ってアクセスすることが求められるものには待ち時間が発生することがあります。この順番の仕組みをセマフォと呼びます。
 長いことセマフォが空くのを待っている処理があるとSEMDEBUG.TXTに記録されます。このファイルサイズがやけに大きいなぁと感じるばあいは気にしたほうがよいとおもいます。
 しかしSEMDEBUG.TXTに記載される日時は ti="0075798A-49258790" のようにとてもわかりにくいです。このti値を『年/月/日 時:分:秒.ミリ秒』の形式に変換してみましょう。

SEMDEBUG.TXTへ出力する設定

 notes.iniに次の行を記載すると、サーバのデータディレクトリ内のIBM_TECHNICAL_SUPPORTディレクトリ内にSEMDEBUG.TXTにログが記録されるようになります。

DEBUG_CAPTURE_TIMEOUT=1

ti値を変換する方法を考えましょう

 SEMDEBUG.TXTのti値は『時刻-日付』の形式になっています。時刻も日付も16進数です。例えば ti="0075798A-49258790" のとき、0075798A が時刻で、49258790 が日付です。

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