2018 J2第24節 松本vs京都

工藤と前田直輝がそれぞれ移籍で旅立った松本。今節は1ヶ月半ぶりに京都と対戦。間隔短くね?

予習

正直、前回対戦とあまり時間が経っていないこともあってあまり変化した様子はない。直近の試合を確認してもフォーメーションも固まっておらず、まだ試行錯誤の段階なのかな、という印象。

大まかには対戦相手に合わせてディフェンスラインの人数を変えており、4バックには4バック、3バックには3バックで望んでいる様子だが固まっていないこともあってどんな作戦で来るか読みづらいのは確かである。

ただ、補強には熱心で大久保剛志、庄司悦大、マティアス カセラス、ジュニーニョの4人を獲得している。その代わりエスクデロ競飛王が韓国リーグへ移籍しており収支は若干のプラスと言ったところか。補強メンバーの中では庄司悦大が最大の補強点でアンカーをやらせたらJ2随一である。今節から試合出場開始ということもあってどういうサッカーをして来るか全く読めない。

松本としては隙を作らずに相手の隙をつく硬いサッカーを続けることは変わらないわけで、むしろ相手の連携不足に付け入る展開にしたいところである

試合結果

京都のフォーメーションは庄司をアンカーに置いた433。それは相手に合わせるというより自分たちがやりたいサッカーで臨んできたと言う感じだろうか。前半は京都の守備の強度が弱くアンカー脇を狙い攻勢を強める松本だが、決定機は作るもののなかなか得点に結びつかない。京都は主に右サイドからの岩崎の突破と石櫃のクロスでチャンスを作るがこちらも精度が足りず得点はなし

ゲームが動いたのは42分、前線のためからセルジーニョが高崎に縦パス、これをワンツーで受けたセルジーニョが冷静に決めて先制点を奪う。

後半から京都は仙頭にかえて福岡。ここから京都の攻勢が始まる。前半はボールの出し所に困っていた庄司だが福岡がこまめに顔を出して預け先を確保、そこからテンポを作り岩崎へ。石原とのサイドの攻防からクロス或いはシュートを仕掛けるパターンでチャンスを作る

対する松本は自陣ミドルゾーンに迎撃型の523ブロックを形成して京都の攻撃を迎え撃つ。所々いい形で奪ってカウンターを仕掛けるが決定機までには行かない

1点を追いかける京都は長身の大野を投入し、増川も前線にあげるパワープレイを仕掛けるが不発、ロングボールとクロスに偏った攻撃を松本も上手く守りきって無失点で試合を終えて勝利を収める。首位を守った

この試合での注目は途中出場の中美。ここまでは出場機会に恵まれなかったが工藤、前田直輝の移籍でベンチ入り、68分に前田大然に変わって出場すると前線からの守備とカウンターで持ち運ぶドリブルで存在感をアピールした。次節はセルジーニョが累積警告でおやすみとなったため、中美の活躍が期待される


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