#小説 記事まとめ

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ある男|23−1|平野啓一郎

弁護士の城戸章良と面会した日の三日後、里枝は、このところますます部屋に籠もって本ばかり読んでいる悠人に、お風呂から上がったら、話があるからと伝...

ある男|19−1|平野啓一郎

城戸は、美涼と連絡を取り合い、名古屋行きののぞみは、隣同士の座席にした。 彼女は東京からで、城戸が新横浜で指定席の車両に乗ると、軽く手を振って...

ある男|12−1|平野啓一郎

横浜地裁の吹き抜けのロビーで、城戸は終わったばかりの五回目の口頭弁論期日のことで、依頼者の両親と立ち話をしていた。この二年近く取り組んできた過...

ある男|12−2|平野啓一郎

愛されている、という手懸かりを見出すことは容易ではなく、では、自分は愛しているのかと問われれば、言葉に詰まった。しかし、愛していないとは、決し...