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🎧noteのPdMは数値を伸ばせばいいわけでない - noteでの働き方と難しさについて聞いてみた #notetechtalk

noteのエンジニアがお届けするPodcast「note tech talk」。第10回目のゲストは、PdMの浅子さんと小西さんです。お二人には「noteのPdMの働き方」について話していただきました。

noteの改善の難しさは、売り上げや数値を伸ばすためだけに施策をだせばいいというわけではないところにあります。クリエイターのことを考えながら、noteらしさを保ちつつ、機能追加を行っていく必要があります。そんなnoteでPdMを行う難しさや、noteのPdMとして必要なマインドなどについてお聞きしました。

■司会・進行
福井 烈(ふくい たけし) / エンジニアリングマネージャー
ジークレスト、ガンホー・オンライン・エンターテイメントを経て2015年にnoteに入社。サービス黎明期からnoteの開発に携わり、データ基盤や会計などを担当。現在はエンジニアリングマネージャーとして、開発チームの統括や組織編成などを行う。note / Twitter

■ゲスト
浅子 拓耶 / PdM
動画合成エンジンのPjM・ディレクターや、Web、モバイルアプリのオフショア受託開発でのスクラムマスター、AdobeでのPjMなどを経て、2020年10月にnoteに入社。現在はクリエイターサクセスチームのPdMとして、クリエイターが創作をつづけるための施策を担当。note / Twitter

小西 裕真 / PdM
エンジニアやチームマネージャー、PdMなどの経験を経て2021年4月にnoteに入社。チームをまとめるだけではなく、元エンジニアの経験を活かし、作業の自動化やRedashを用いた数値の可視化など、業務効率化も自ら行う。現在は開発基盤チームとカイゼンチームのPdMを担当。note / Twitter

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【雑談】
0:00 〜 オープニング / 自己紹介
1:47 〜 note社員で引っ越しブームが起きてる
【本編】
5:25 〜 それぞれの担当チームについて
7:11 〜 PdM同士の連携は?
9:20 〜 PdMのカルチャー / 人柄
12:22 〜 それぞれにチームの業務について
17:06 〜 noteのPdM特有だと思うこと
21:18 〜 組織体制が変わってコミュニケーションコストはどう変わった?
25:01 〜 noteのPdMとして活躍できる人、技術 / マインド
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ざっくりあらすじ文字おこし

※ 本編の内容がざっくりわかるように、箇条がきで内容を抜きだしています。あくまで「ざっくり」なので詳しい内容は本編をお聞きください。

■ noteの組織体制(3:36〜)

開発組織図。グロースサイクル、プラットフォーム、BtoB基盤、開発基盤の大きく4チームに分かれている

・2021年の6月から組織体制を変更している

・以前はプロジェクトごとにチームを立ち上げて開発を進めていた

・現在は目的別の組織を形成している(参考はSpotifyモデル)

・「グロースサイクル」「プラットフォーム」「SaaS基盤」「開発基盤」の4つにわかれている

▼組織について詳しく知りたい方はこちら

■ それぞれの担当チームについて(5:25〜)

浅子
・グロースサイクルのクリエイターサクセスチームを担当

・クリエイターサクセス=noteのクリエイターに成功体験(「本の出版」から、「noteを通じて友人ができた」などのうれしいこと)があること

・「クリエイターサクセスのためにあらゆることをやっていく」というチームの方針にそって施策を考えている

・「有料のnoteや定期購読マガジンなどで売上を伸ばして、クリエイターが創作を続けられるようにすること」に注力して現在は開発している

・1週間スプリントで回して開発を行っているが、チームのフェーズや施策に合わせて、話し合いながら柔軟に進めている

小西
・開発基盤とカイゼンの2チームを担当

・開発基盤チームは創作の基盤になる機能開発を行うチーム。記事投稿(エディタ)機能や、ページを自由に編集できるレイアウト基盤など

・エディタ開発は大規模なうえに、クリエイターの期待と要望も大きい。使い勝手を損なわずに、安全に提供することを心がけている

・また、エディタは告知にも力を入れている。PRチームやディレクターと連携をして、多くのクリエイターに情報が届くように意識している

・カイゼンチームでは、必要な機能をクイックに開発している

・カイゼンチームは柔軟に動くことを求められるチームである。開発全体の流れを見て今やるべきことを判断し、エンジニアやデザイナーと一緒にアイディアをつくり上げている

■ PdM同士の連携は?(7:11〜)

・組織としてはPdM同士はチームが分かれているが、そもそもnoteという一つの大きなプロダクトを開発している。他チームのPdM同士の連携は柔軟に行われており、会話する機会も多い

・施策を回すために連携することも多いため、他社と比較しても横の繋がりは強い方だと感じる

・PdM自体の業務改善や、開発採用チームの組織づくりなど、全体の施策をPdMチームのタスクとして実行する場合もある。そういったケースでは、全員で分割して進めていく

■ PdMのカルチャー / 人柄(9:20〜)

・PdMやエンジニアだけでなく、全社的に落ち着いた人が多い

・雰囲気は落ち着いてはいるのだけれど、決めるところでグイグイ引っ張ってくいく力強さがある

・和を大切にしながら仕事をする空気感がある。それだけではなく、それぞれが成果をしっかりだしている

・「みんな仲良し」「みんなで頑張ろう」みたいなイケイケなスタートアップ的な雰囲気ではない

・適度な距離感で、ちょうどいい居心地の良さがある

■ noteのPdM特有だと思うこと(17:06〜)

・noteのクリエイターの方からのフィードバックが多くもらえる環境であり、それをすぐに開発に活かせるのは強い

・機能をただ作っているのではなく、意義や魅力などの思いを込めてプロダクトを作っていることを浸透させていきたい

・noteのプロダクトオーナーはCEOの加藤さんとCXOの深津さん。その2人と戦略を考えられるため、学べることは多い

・noteには「ここまで私たちの仕事です。ここからは私達の仕事ではありません」という考えを持った人がどのチームにもいない。noteというプロダクトを良くしていくという意識をみんなが持っている

■ noteのPdMとして活躍できる人、技術 / マインド(25:01 〜 )

・技術面や経験もあるが人柄は大事。会社としてコミュニケーションの取り方や意思決定のあり方が浸透している。それにのっとったコミュニケーションができるかどうかは重要

・プロダクト愛や、クリエイターの思いを汲めることも大切。売上だけを考えた機能開発ではなく、将来的にクリエイターが喜ぶ機能を考えられることが会社として尊重される

・エンジニア経験があったり、データ分析ができたり、UXを考えられたり……などの一芸があるとフィットしやすいかもしれない

・会社のカルチャーに合うかどうかは最重要視している

・PdMチームは絶賛募集中


▼PdMチームリーダー・石坂さんのインタビュー

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Text by megaya

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