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今日のまーし #5

こんな時期になると、インスタントラーメンを食べる機会が増えてきます。
ここコロンビアにも“Ajinomen”という「味の素」が作った袋ラーメンが陳列棚に並んでいます。
それに次いで「マルちゃん」も袋ラーメンを出していますし、「日清」もカップヌードルを出しています。
でも、クオリティーを聞かれると、少し困ったもので、日本では到底売れるような品物ではありません。
「おい、どないしてんメイドインジャパン。」と歯がゆい気持ち。
その味は、雄鶏、若鶏、ベーコン、野菜、エビなど、バリエーション本当に豊かです。
ところが残念なことに、食べてみると、味の違いは全く分からない。
「言われてみたらそんな気する、、、、、のかなあ??」なんていうレベルで、目隠しで食べてみたら何の味なのか分からないのだろう。
まるで、かき氷の蜜のような世界だ。味はほとんど変わらず、名前と色が決めている。
ラーメンに慣れ親しんだボク達だからこそそんなこと感じてしまうのかな。



こういう時、「誰がこれ売ろって言い始めてんや」とボクの心が勝手に愚痴をこぼします。
どういう経緯でその商品の販売に至ったのかが、気になるんですね。
例えば販売を決定するまでに、必ず「商品販売企画部」みたな部署での会議があって、試食会なんかも行われるはずだ。
「エビ味」を決めるとき、

部下「うわーコレ、エビ感ありますねぇ~ダシ出てるわ~どう思います部長?」
部長「ええやんめっちゃエビやんコレ~。予算も範囲内やし、よしっ、ほなみなさんコレでいきましょか!!」

まあ、多少違いがあるのかもしれないが、こんなくだりがあるハズだ。
もし、この“Ajinomen”がこんな流れで発売を決定したならば、寄ってたかって試食したおっさん達の舌は大変疑わしいし、ぜひ会議現場を拝ませてもらいたいところだ。
実際は売り上げに対する予算が足らず、味のクオリティーを求められなかったと信じたい。




今あるのかはわからないが、「ぷっちょ」というチューイングキャンディーの販売会議なんかは特に気になるところだ。
それまで「ぷっちょ」が世に知られていない中で、「ぷっちょ」というふざけた名を持ったお菓子を世に出そうとしてるのである。
現場の子どもが決めてるんじゃない。会議室の背広を着たハゲたおっさん達が真剣な顔をして話合っているのである。




よし、日本に帰ったら「UHA味覚糖」に謝罪の気持ちを込めてシゲキックスいっぱい食べるぞ!!

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