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真実を伝える力

私たちは当たり前のように、聞いて話して、読んで書いていますが、これって世界的には当たり前ではないのですよね。日本などの先進国は識字率の調査行われていないようですが、世界的にみると7億人以上の非識字者がいます。

文字が使えないとなると文字を介さずに、遠くの人とどのように意思の疎通を行うのだろうか?と考えてしまいます。不便ですよね。

では話す言葉があれば真実が通じるか、というと、実は通じていないことが多々あり、真実はどのように伝わるんだろうか?と考えてしまいました。

例えば私が外で工事をしている音を聞いて、
私:外の工事の音がガガガガうるさい 
と伝えた場合、真実の外の音は私というフィルターを通して<ガガガガ>という言葉で相手に伝えています。
それを聞いた子供が
子供:外の工事の音はガタガタうるさいよ
といった場合は、子供というフィルターを通して相手に<ガタガタ>という言葉で伝えています。

このように同じ工事の音(事象)について、人というフィルターを介して表現された言葉は人それぞれに違いがあり、またそれを聞いた人もそれぞれの受け止め方がある。となると真実は本当に通じるのだろうか?と考えてしまいました。

まさに「百聞は一見に如かず 」ですよね。

私の言葉を何度伝えても、真実は伝わらないのかもしれない。
人というものは何でも都合よく解釈するようにできているようです。多くの認識の違いはそのようなところから生まれ、いらぬ誤解を受けることも多くあります。

それを無くすためにはどうしたらよいか?語彙力を増やす、伝える工夫をする。もしかしたら自分の中が豊かであれば、少しでも真実に近い言葉と気持ちを伝えられるのではないかと思いました。

あなたの人フィルターは大丈夫ですか?

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