「成功」は自分を信じることから始まる
何かしらで成功したい!と思ったことはありませんか?
私も、起業して成功してやるんだ!とか、いい会社に入っていい給料もらって、勝ち組になってやるんだ!とか、日々考えていました。
今もそれは変わりませんが、仕事での自分の目標も一旦達成し、自分のやりたいことができて、お金にもある程度余裕ができた今、変わらないながらも少し感じるところが出てきました。
そもそも、「成功」の定義はなんでしょうか。
・お金をたくさん貰うこと。
・メディアに出て有名になること。
・名誉や地位を持つこと。
・家族を持って幸せな家庭を築くこと。
これらは、本当にあなたの成功でしょうか。
「隣の芝生は青く見える」といいますが、
あなたの目指している成功は、錯覚した成功ではないでしょうか。
確かにお金をたくさん貰うことが資本主義では、成功と言えるでしょう。
社会的成功を自分が叶えたいと思っているのなら、本当にあなたの目指している成功は、錯覚ではないかもしれません。
何が言いたいかというと、誰もが社会的成功を求めているわけではないのではないかということです。
皆さんも一度は聞いたことあるかもしれませんが、「漁師とビジネスマン」という話があります。
メキシコ海岸の近くの小さな漁村に、一人の漁師が住んでいた。彼は毎日、自然に目覚めるまで寝て、海に出て魚を何匹か捕り、子供たちと遊び、昼寝をする。夕方になると、村の友人たちと酒を飲んだり、ギターを弾いたりする充実した生活を送っていた。
ある日、漁師はキハダマグロを何匹か釣って戻り、小さな漁船を接岸した。すると、埠頭に男性が座っているのが見えた。彼は、米ハーバード大学を卒業したエリート・ビジネスマンだった。
ビジネスマンは、漁師が高級な魚を釣ったことを褒めながら、漁にかかった時間を聞いた。漁師は、ほんの少しだと答えた。
「もっと時間をかけて、魚をたくさん釣らないのかい?」とビジネスマンが質問すると、「一家の生活には十分だから、たくさんはいらない」と、漁師は答えた。
ビジネスマンは漁師の生活ぶりを知り、アイディアを出した。「あなたは毎日、もっと多くの時間をかけて魚を捕り、稼いだお金でもっと大きい漁船を買うべきだよ。魚を多く捕れば漁船の数も増えて、何隻も所有できる。魚は行商人に売らずに、直接加工工場に売るといい。続いて、缶詰工場を開き、生産、加工、販売を全部コントロールする。すると、この小さな漁村から離れて、メキシコシティ、ロサンゼルス、最後にはニューヨークに引っ越し、どんどん企業を拡大していくんだ」
漁師は、「それはどれくらいの時間がかかるのでしょうか?」と聞いた。ビジネスマンは、15~20年だと答えた。
ビジネスマンは更に、「時機が熟したら株式を上場し、そうすれば億単位で儲かるよ」と、漁師に説明した。
最後に、ビジネスマンはとてもゆったりとした生活を思い描いた。「その時、あなたは退職して、海岸に近い小さな漁村に引っ越し、毎日自然に目覚めるまで寝て…」
漁師はそこまで聞くと、ふと漏らした。「それは、今の私の生活と同じではないか?」
引用元
この話は、幸せについてのブラックジョークなのですが、すごく的を射ていると私は思います。
成功の話もこれに通じるものがあるのではないかということです。
社会的成功が果たして自分にとっての成功かを一度見つめ直すのも良いかもしれません。
「成功」は自分を信じることから始まる
前置きが長くなりましたが、今回は、社会的成功を目指すなら、まずは自分を信じることから始めようというのがテーマです。
私も現在成功しているとは言えませんが、成功に向かって進んで行けているという実感はあります。
それらは、「実績」や「信頼」がお金となって、どの程度還元されたかによって測ることができるでしょう。
私がこれまで実践してきたのは、「常に自分を信じること」です。
組織や、社会の風潮に縛られず、自分がこうすべきだと思ったことは、他人の意見がどうであろうと貫くことです。
身近な例でいくと、普段あなたが働いている環境で、「もっとこうしたら良くなるのに」と思うことがあると思います。
しかし、それが改善されていないということは、その組織の流れや人間が、「昔からこうだから、変えなくていい」とか、「そんなことに時間を使っている暇はない」と、見て見ぬ振りをしているということでしょう。
そこですぐに、「あ、そんなものか」と納得し、あなたもそこに染まってしまっては、成功への道は生まれません。
とはいえ、仕事が忙しいのも事実で、あなたが一人で騒いでもただ煙たがられるだけになるでしょう。自分を信じるということと、ただ自分の思ったことを突き通すことは違います。
自分を信じて、その実現のために行動する。
例えば、それが会社の利益となるのであれば、
・何をどうしたらそれが実現できるのか
・実現に向けて何が足りないのか
・実現した際のメリットデメリットは何か
・実現するために誰の力を借り、どれだけのリソースが必要
これらを真剣に検討し、実際に数字を分析してみます。
そうすると、本当にそれを実現するのは難しいと理解するかもしれません。
しかしそれは、自分を信じた上で行動し、自分でそれが無理な理由を知り、納得できたということです。
ただ周りに流されて、そういうものだと受け流すのとは全く異なります。
もし、真剣に検討し、自分が信じた内容が、自分の信じた通りの成果をあげれると判断した場合は、大きな声で、「これは実現可能です。これを行うことによってこれだけの成果が生まれ、メリットとデメリットはこちらになります。掛かるリソースは○○なので、現在の環境を考みても十分に実行が可能であると考えます。〇〇の期間に○○を用意して貰えれば、あとは私で実行して結果をお知らせします。必ず、良くなると確信しています。」と提案しましょう。
これが自分を信じるということです。
小さな自分の気持ちも見逃さず、
しっかりと自分を信じて検討してみましょう。
かなり大変ですが、常に自分を信じることを繰り返していけば、
必ず成功への道を進み始めることができます。
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