ジャングルˣとは何者なのか#5 -仕事7原則-
はじめに
これまでの「ジャングルˣとは何者なのか」シリーズにおいては、主にジャングルˣのVisionに関する記事を投稿してきましたが、今回は一転して仕事上大切にしている足元の原則・考え方についてご紹介します。
結論として、ジャングルˣの各クルーは下記の「仕事7原則」を掟としてタスクを行っています。
1. 一元化
2. 数値化
3. 可視化
4. 文章化
5. 仕組化
6. 自動化
7. 標準化
仕事7原則を徹底するコンテキストとしては、
といったことが挙げられます。
では、各原則がどういったものなのか、以下でご紹介していきます。
1. 一元化
ビル・ゲイツの名著「思考スピードの経営」でも述べられていますが、情報の収集・管理・活用がビジネス上での勝敗を分ける肝となるとジャングルˣも考えています。
そのため、ジャングラーであれば例えば日々の会話やSlack等での「フロー」情報をフローのまま終わらせず、誰からも言われなくても「アセット」として活用できるよう、スプレットシート等に一元管理することが求められます(今はその情報は使わなくても1ヶ月後に使うかもしれないため)。
情報を集約し、必要なタイミングに必要な切り口・粒度で取り出せるからこそ、クリエイティヴな思考を走らせることができると共に、知的機動力を上げ最短で意思決定することができるようになります。
2. 数値化
ジャングルˣが一番大事だと考える言語は英語でも中国語でもなく、「数値」です。この数値を共通言語として、グローバルで共闘する仲間と会話を行っています。逆に数値が含まれていない報告や決裁伺いは良くないものとみなされ、是正を求められます。
また、職域を問わず「自身のタスクがどの数値(KPI)にインパクトするのか」ということが常に問われる環境となります。機能を作るだけ、ドキュメントを書くだけ、備品を購入するだけではなく、数値(KPI)から逆算した計画とアクションが求められます。
3. 可視化
ジャングルˣが考える可視化とは、発生している現象を点で見るのではなく、線や面で見るために「構造化」することを意味しています。
数字の羅列であればAIでもできますが、現象を「構造」で捉え直し抽象度を上げることで、他社には真似できない数々の発明や問題解消につなげていっています。
4. 文章化
ジャングルˣでは「1人仕事」をするのではなく、皆で協働しながらより大きな仕事をするため、また状況が流動的に変わる中で自分の仕事を他のクルーに直ちに引き継ぐため、日々のアウトプットを文章として残していくことが求められます。また、文章として残すことで外部への説明資料としてすぐに使うことができるというメリットもあります。
なお、多国籍の社員がオール・リモート環境で働くことができるGitlab社では10,000ページを超える働く上での方法論・ルールがPlaybookとして提供されており、ジャングルˣとしてもNew Realityの中でこの方向性・Levelの文書化を見据えています。
5. 仕組化
合理化を徹底するため、各クルーがバラバラの型(フォーマット)を用いてタスクおよび報連相を行うのではなく、特定の型で行うことが求められています。
例えば、「押し出しファイリング」の思想に則り、1ファイル内で各スプレッドシートをランク付けし、よく使うシートは左に移動していくなどの仕組みが社内に存在します。
また、一度作った仕組みをずっと運用するのではなく、仕組みを壊してより良いものに作り変えることが必要とされています。
なお、自身のアウトプットがこの7原則のどれに合致しているのか、ジャングラーが互いに日々確認する機会も設けています(仕組化の一環)。
6. 自動化
「人が足りません」という言葉はどの会社でもよく聞かれると思いますが、ジャングルˣでは安易に増員するのではなく、人材採用する前提として、仕組化と自動化(テクノロジー)で改善できる余地がないか確認することが求められます。マンパワーで解消できる領域と、そもそも無駄な手間が発生している領域を見定めなければいけません。
7. 標準化
ジャングルˣが考える標準化とは、属人的且つ複雑なオペレーション・プロセスや既存の概念を徹底的に要素分解・モジュール化し、「デファクトスタンダード」を作ることです。例えばレゴのように既存の部品を組み合わせて、新しい製品を作っていく考え方であり、日々のタスクでも求められています。
おわりに
いかがだったでしょうか?この記事を通じて、ジャングルˣが仕事上大切にしている原則を少しでも理解していただければ嬉しいです。
この記事を読んで、ジャングルˣってどういう組織なんだ?と興味を抱いた方は、ぜひ弊社のコーポレートサイトをご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
文責: Gacha INABA
はじめに、おわりに文責:Mukku NAKAMURA