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西野亮廣さん著書の「新世界」を読んだ感想

前回、西野亮廣さんについての記事を書いていて、西野さんのやり方に興味をもった。今回は西野さん著書のビジネス本「新世界」を読んだので、感想としてアウトプットしたい。
アウトプットといっても、内容を抜粋し、自分が理解しやすいように整理し、簡単に感想を書いていく。

「はじめに」

「超」が付くほどの売れっ子芸人と思われていた時代の裏側。
20時間ブッ通しでネタ合わせ、睡眠時間は一日1〜2時間。
何の経験もない20歳そこそこが、無駄に「エリート」と紹介され、期待値ばかりを上げられて、空振りの連続。
活動休止の時期があった。活動が再開し日本一視聴率をとる番組『はねるのトびら』に参加。
そうして相方とボロボロになって、ようやく辿り着いた先は新世界のボロマンションから見ていた未来じゃなかった。

当時のボクが走っていたレールというのは、
先輩方が、もともと何も無かった世界に敷いてくださったレールだ。
そのレールを走ると、最終的には、最初にレールを敷いた人間の背中を押す作業に入る。

「『踊る!さんま御殿!!』で結果を出せば出すほど、さんまサンの寿命が伸びる」という構造だ。

自分なんかと比べれば、西野さんは努力し辛い時期を乗り越えて、自分も見るのを楽しみにしていた「はねるのトびら」で大活躍していた。ただ西野さんはもっと上を目指していた。
そして、世界に敷かれたレールを走ると活躍しづらいのは成程なと思った。

(続き)
先輩方が足を踏み入れていない世界、芸能界の外に出てみることにした。
この国では、自由に生きようとすると、必ずバッシングの対象になる。
キミは今、どこにいる?
一歩踏み出したいけど、踏み出せない場所にいるのかな?
でも、大丈夫。ボクが証拠だよ。
あれだけボッコボコに殴られても、死んでないだろ?
キミは、キミの最初の一歩を決して諦めることはない。
キミに必要なのは、踏み出しても殺されない『情報』という武器だ。

時代が大きく動いている。
一緒に勉強しよう。
大丈夫、いけるよ。

「ボクが証拠だよ。」と言えるのがカッコイイと思った。自分も一歩踏み出したい。『情報』という武器が欲しい。


【第1章】貯信時代

「お金は汚い」というイメージを捨てない限り、
僕らは”挑戦できない身体”のままだ。
キミに守りたいものがあるのなら、「お金」の話から逃げるな。
■『えんとつ町のプペル』とお金の話
絵本が「分業制」で作られてこなかった理由。
市場が小さいので、売上が見込めない、スタッフさんにギャラが支払えない。「私はお金が無いから一人で作るしかない。」
「クラウドファンディング」で『資金調達』し、分業制を実現する環境を作った。
■ホームレス小谷さんの話
 何でもやる『何でも屋』さんとして、50円で丸一日働き、お金を稼ぐことを放棄して、「信用」を稼ぎ続けたんだ。
一日を50円で売り続けた結果、クラウドファンディングで≪省略≫した!
信用を貯めた人間があらゆるメリットを受け取れる時代が幕を開けた。
貯信時代だ。
■「貨幣経済」から「信用経済」へ
■「信用を換金する」流れはもう止められない
「寄付型のクラウドファンディング」はリターンがない。
「購入型のクラウドファンディング」はリターンがある「予約販売」だ。
クラウドファンディングで集まったお金が「収入」扱いになる。
「(課税対象になる立派な)仕事」として国に「税金」を払っている。
■「はれのひ事件」の裏側で、スタッフ田村Pのクラウドファンディングが成功
■『しるし書店』アプリ
信用している出品者の視点(どのように読んだかのしるし)が入った本だけが出品されている古本市場。『しるし書店』では、「読書」で生活する人が出てきている。
『しるし書店』では、「読書」で生活する人が出てきている。
貯信時代においては、「貯金」は機会損失だ。

自分は要約が苦手なのか、いや情報量が多い。
ホームレス小谷さんのクラウドファンディングの内容は省略した。
信じられないことを成し遂げたので、是非「新世界」を読んで確認してほしい。自分は「どうせクラウドファンディングなんて」と昔は思っていたが、現実的に考えたい。可能性を感じはじめた。

【第2章】オンラインサロン

サロンメンバーがお金を払って働くこともある。
完成させるまでの苦労や達成感に価値が発生しているんだ。
作り手側に回ると、自分の信用ポイントが上がる。
■『えんとつ町のプペル美術館』を作る
更地の段階から収益が発生している。(建設中のスペインの『サグラダファミリア』の進化版)
五反田にあるスナック『Candy』で、サロンメンバーは『会議の参加費』を払って、美術館を作る会議に参加している。
どこの会社にも所属していない「フリーランス」の人が多い。
複数のオンラインサロンを渡り歩いている。
彼らは「いつも面白いことをしている」という信用を稼いでいる。
■吉本興業2.0
クラウドファンディングで自分で仕事を取りにいけるWEBサイト『シルクハット』を開発。開発のイチイチを1万2000人のサロンメンバーが共有している。
オンラインサロンオーナーは「具体的な成果物」があればあるほど、周りから批判されなくなる。
■『はじめに』を心情を入れて書き直した理由の話
■オンラインギャラリー『プペル』
西野亮廣の絵本作品の著作権を全てフリーにして、『プペル』で、西野亮廣の絵本に出てくるキャラクターの油絵やヌイグルミ、またはオリジナルサイドストーリーのデータなどを販売できるようにする。
「無名なクリエイターさん」が一人立ちするまでをサポートするサービスだ。
■『西野亮廣エンタメ研究所』のコンテンツ
■『エンタメ研究所MAP』
サロンメンバーが働いている店の場所が一目で分かる地図
『店検索』から『人検索』へ
「よく分からない人の店」は心理的に遠くて、「自分が信用している知り合いの店」の方が近い。

更地の段階から収益が発生している「やり方」はウマいと思った。
自分は、オンラインサロンの中には「人のやる気とお金を搾取する団体」もいるので、注意が必要と考えている。
ただ西野さんは活動内容と実績、「具体的な成果物」が比較的オープンなので安心できるサロンかもしれない。「信用」を得るまでといって、ずっと労働させられたとしても、それに見合ったメリットがありそうだ。
『はじめに』を心情を入れて書き直した理由は面白かったし、西野さんのことを良く知れたのでその通りだと思った。

【第3章】新世界

心を奪えば奪うほど魅力的な未来予想図は現実化する。
「評価経済社会」
これからは『お金持ち』ではなくて、『共感を集めている人』が社会を動かす。世間は田村Pのことを知らないけれど、一部のコミュニティーでは、田村Pは最上級の評価を受けている。狭く深く愛されている。
■『レターポット』
「文字」ってお金と同様に「保存」と「交換」と「尺度」、この三つの機能が備わっている。
『レター(文字)』は、運営が「1文字=5円」で販売している。
有事の際は、応援メッセージ(レター)を贈ると、被災地にお金を贈ることができる。
舞台に立ち続ける貧乏芸人や貧乏役者を応援できる。
「認知度が低くが信用度が高い」誠実に生きている人のお店の信用になる。
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おわりに
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もしキミに守りたいモノがあるのなら、
キミ自身が強くなるしかない。
もう、情報は伝えた。武器は渡した。
武器の使い方は、戦いながら覚えるんだ。
キミの気持ちが壊れそうになったら、
その時は、逃げるんだよ。
生きてさえいれば、必ずまたチャンスは巡ってくる。
いつかキミが震えるほどの感動に出会えますように。
大丈夫。いけるよ。
西野亮廣

暗号通貨でもなくお金に代わるものを考え、運用まで実現させ、関わっている多くの人を実際に応援できているのに驚いた。
西野さんはどこまで目指しているんだろう。
そして、ここで再び「大丈夫、いけるよ。」の言葉が、本当にいける気がしてくる。
自分もクラウドファンディングか何かで一歩踏み出したい。

今回はここまで。

ちなみに、こちらのWEBでも「新世界」に関する内容をまとめている人がいたのでご参考に。


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