食べることは政治、買い物は投票ってどういうこと?
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食べることは政治、買い物は投票ってどういうこと?


「Tカードみんなのエシカルフードラボ」の記録係、山本章子です。
今回はエシカルフードうんぬんではなく、「食べる」そのもののお話を。

私たちが何かを食べるとき、外食にしても材料を買って自分でつくるにしても、食べるものを「選ぶ」ことから始めます。

外食するなら、どのお店に行くか、何を注文するか
料理をするなら、どこのスーパーに行くのか、何の食材にするのかを選びます。

このことから、買い物は選挙であり、食べることは政治であると例えられます。

いまの日本では政治家を選ぶ選挙に行かなくても(残念ながら)生きていけますし、白票を投じるという主張もできますが、食べるものはなにかしら選択しないと生きていけません。いやいや何も考えてないよ、食べるものにこだわりはないという方も、生きているかぎり、「こだわらない」という選択をして食べ物を口にしています。

一方、ヒンドゥー教徒の牛やイスラム教の豚やお酒のように宗教的な理由で食を選んでいる方も多くいます。この場合は食が政治という考えも理解しやすいですね。それだけでなく誰もが

低価格ファースト党
絶対美味党
地産地消党
自然派党
ベジタリアン党
ヴィーガン党

といったなにかしらの基準をもって、食べるものを選んでいるのだと思います。「主義」というほど明確でなくても、できるだけ、今日だけといった意識で、自分の理想に近い一票を投じているのではないでしょうか。

この理想は、人によって違うのはもちろん、その人の考え方や状況によっても変化します。これまでとくに考えていなかった人が、体調をくずして食べるものを意識するようになったケースもあるでしょうし、それこそSDGsやエシカルフードの概念を知って選ぶものが変わったという人もいるはず。気づきや知識が増えることによって、食の選び方はどんどんアップデートされるのです。

「体は食べたものでできている」といわれるように、食の場合は選んだ一票で健康が左右されますし、金銭面も考えて選択しないと生活が脅かされます。

その中で、自分の体にちょっといいとか、地球や環境にちょっといいものを選ぶのが「エシカルフード」という判断基準です。このようにお伝えすると、余裕がある人だけがもてる判断基準と思われがちですが、「ちょっといいものを買う」だけでなく「ちょっと嫌なものを買わない」こともすごく大切な観点になります。

例えば、自分が手にとった商品が強制労働や児童労働につながっていると知ったら、買うかどうか躊躇してしまいますよね。せっかくお金を出して買ったものが、何かにマイナスに作用するのは悲しい。「自分の健康をできるだけ害さない、地球や環境にあきらかな悪影響を与えない」ことは、誰もが気になるところではないでしょうか。

エシカルフードとは、「食が自分や環境をつくる」「自分の一票で体や地球が変わる」という意識で食を選ぶことなのだと思います。

毎日の買い物で、価格以外にいちいち判断基準をもつのは面倒くさいし、知らないほうがよかったなんて思うことだってあるかもしれません。でも投票(買い物)するからには、事前情報はできるかぎり知っておきたいし、違和感があれば自分なりに調べてクリアにしたいなと思います(そんなところも政治と同様です)。

今年はリアル選挙が続きます。政治も食のように「自分の一票で変えられる!」という実感がもてるようになるといいですね。

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