マガジンのカバー画像

#マンガ感想文 記事まとめ

1,632
マンガ感想文や、おすすめのマンガの紹介について書かれた記事をまとめた公式マガジンです。
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

2023年5月の本棚

5月に読んだマンガをまとめました。 うめともものふつうの暮らし 1~6 / 藤沢カミヤ(竹書房) 竹書房のWEBコミックサイト「ストーリアダッシュ」にて更新中の猫っぽい姉妹うめとももの和やかな「ふつうの暮らし」を描いた作品。 『家が好きな人』の井田千秋先生とコラボ漫画掲載ということで、この度遅ればせながら6巻まとめて読みました。大正解すぎました。恋愛ものやギャグもの以外で、読んでいる最中にこんなにも終始口元が緩むことなんて今までなかったです。全ページ余す所なく微笑ましい

2023年5月「読んだ!」マンガまとめ

こんにちは。マンガライターのちゃんめいです。 新旧問わずに今月読んだマンガを全て紹介する本企画。元々マンガが大好きで毎月たくさんマンガを読んでいましたが、マンガライターとして活動し始めてから読む量が尋常じゃなく増えました。できることなら全作品しっかりとした漫画評を書きたい!けれど、現実的になかなか難しい。いやでも、せめてあらすじや一言感想メインだけでも!……という謎の使命感からこのnoteが誕生しました。 ちなみに、「Real Sound ブック」さんでは“今月発売された

#130話の雑感 斬るビル

チェンソーマン130話の語彙力のない感想。 ネタバレしているので原作を読んでいない人は読まないでね。 #130話 斬るビル 一瞬で読み終わってしまったアクション回。話は進まないけど作画がすごくてすごかったしすごかった。 1ページ目のコマ割りがめちゃめちゃ良い。超カッコイイ、チェンソーマンバイクが最高に格好良く見える最強のアングル、天才か。 タイトルがキルビルなんだけど映画チェックした方が良いのかな。後で見よう。 バイクの変形、自分の能力だと思っているデンジくん良い。前か

#353 「創る人」が主役の胸熱漫画紹介

2023.5.30. 最近、よく本屋をうろうろしている。本作りについて調べ始めてから、本のサイズ・表紙・文字のフォント・余白・挿絵…いろんなものが気になる。自分にとってどんなものが読みやすくて心惹かれるのか、考えながら見ている。 漫画コーナーに、マンガ大賞2023に選ばれた本が並んでいた。大賞を受賞していた作品が、1話試し読みできるように置いてあった。「これ描いて死ね」という、かなりインパクトのあるタイトルのマンガである。 …意図せず本屋で泣いた。 ああ、そうか。こうい

絵本の中は危険がいっぱい!『のび太シンデレラ』他/複数回登場ひみつ道具⑧

「いいネタは何度も使い回す」が藤子作品の特徴である。一度で描き切れなかったネタはもう一回使ってみる、が表現としては適切かもしれない。 ともかくも、一度使ったネタでも、まだ別の表現の可能性があるものは、もう一回挑戦するのは藤子流なのである。 ドラえもんに登場するひみつ道具は、一部の定番道具を除けば、一度きりしか使われないパターンが多い。しかし例外的に、同じ道具をしばらく経った後に別の切り口で使用することがある。 そういう道具を集めて記事にしてきたが、「流行性ネコシャクシビ

2023年ジャンプ26号感想(読切『君と餃子とエイリアン』『必要十分の私たち』掲載号) #WJ26

最近よく見ている動画。 最近のマイブームは中山幸一さんの「いやいやいやいやいや、アーイヤイヤイヤオー↑ フェーー↑ ウェーヘッヘッヘッヘ、エーーーーーイ↑」です。めちゃくちゃ面白すぎて何度でも聞ける怪演。 一ノ瀬家の大罪詩織ちゃんが翼くんを愚弄するの腑に落ちないぞう。4年前になにかあって家族最悪だったのは分かるが、その具体性がないからしっくりこない。ていうか、まずは翼くんが無事だったのを喜ぶべきでは?自分は一人にさせられたって、そんな無茶な…と思えてしまいます。 翼くんが

読んだ漫画のこと|2023.05

ブクログのブックリストにまとめた、5月に読んだ漫画について書こうと思う。 | ユア・マイ・サン/茜田千 家族ものに弱いので、例に漏れず好みの作品だった。 タイトルにもなっている指輪に刻まれた"ユア・マイ・サン"というメッセージが、物語の最後こんなにも深いものになるなんて。胸が苦しくなるほど辛いシーンもあるけれど、終わり方が良くて不思議と救われた気持ちになる。 ちなみに兄妹の恋愛を描いた『さらば、佳き日』も読んですっかり茜田先生のファン。 | 僕の心のヤバいやつ/桜井の

「推しの子」が面白いと思うのは、自罰感情という負のエネルギーに満ちた話だからだ。

※原作のネタバレがあります。注意してください。 ※いま現在発売中の11巻までの感想です。  ↑の記事は、評判になっているからとりあえず言及しただけみたいな内容なので、何か言うのも何なんだけど これは首をひねった。  冒頭から吾郎の視点で始まるから、すぐに吾郎→アイへの感情がメインの話だとわかると思う。  アイのビジュアルが多いのは「吾郎の視点(推す側)」の話だからだ。タイトルもまんま「推しの子(になる)」だし。  主人公は「推し」ではなく「推している側」(吾郎)だと冒頭か

めちゃくちゃ好きな漫画を紹介する

こんにちは。 今日は私がめちゃくちゃ好き、おすすめしたいマンガを5作品紹介したいと思います~。 1.拳闘暗黒伝セスタス古代ローマ時代の拳闘をテーマにした技来静也さんの漫画。 主人公のセスタスは奴隷であり、拳闘士として戦いながら、成長していく物語です。無料の漫画アプリで読んでいたのですが、あまりの面白さに全巻買ってしまいました。第二部である『拳奴死闘伝セスタス』はヤングアニマルZEROで連載中。 2.火の鳥漫画の神様、手塚治虫さんの名作。 その血を飲むと永遠の命が手に入る

今、解体屋ゲンを読んでない奴がマンガを語るな!1000話到達と狂気のセール!

ついに解体屋ゲンの電子書籍が100巻、そして週刊漫画TIMESの連載が本日1000話に到達した。 解体屋ゲンについては、何度も記事にしてきたが、現代日本に一番必要なマンガであり、読まなければならないマンガである。建設業を舞台にして、日本の現実をひたすら描き続けているマンガなのだ。 よく「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に例えられ、「建設業のこち亀」とか「令和のこち亀」と言われる解体屋ゲン。ただしかし、あのこち亀もキャラクターと世界の成長は描けていない。両津はたまにカッコイイ

私の好きなグルメ漫画

ごきげんよう、皆様いかがお過ごしですか。 昔から漫画が好きでよく読んでいます。アニメもたまに見るのですが、ストーリーを深く理解したり楽しむのが好きな私だと、自分が話をかみ砕いている間にストーリーが進んでしまうので、自分のペースでページをめくれる漫画の方が好きです。 読むジャンルは様々ですが、最近はグルメ漫画が好きです。今日は好きなグルメ漫画をご紹介します。 舞妓さんちのまかないさん 少年サンデーで連載されている「舞妓さんちのまかないさん」です。舞妓さんが住む置屋で舞妓

王さまの本棚 90冊目

『グラン・ローヴァ物語』紫堂恭子作/潮出版社 本棚での位置はここ。 『バジル氏の優雅な生活』の奥です。 いやもう、ツイートがすべてなので、補足でしかないのですが、ほんの子どものころ、きれいなお姫さまの絵がほんとうに好きで、講談社おはなし絵本館シリーズでも、白雪姫とかシンデレラの人の絵がとても好きで……! ちょっと話は脱線しますがこの絵本シリーズ、いろんな作者、翻訳者、挿絵画家の集合体でありまして、しかもちょっと、よく単品で絵本になっている王道の作品たちとは違う。 わた

おれが影響を受けまくった漫画5選を問わず語りする

漫画、漫画読みますか?おれはめちゃくちゃ読みます。最近は電子で読むことも増えたけど、できれば紙の本という形で残しておきたくて、気に入った漫画は買って残しておくんですけど10年に及ぶ一人暮らしの中でずいぶん数が増えてしまいました。本棚も常にいっぱい。本の重みで床も7回くらい抜けてるしそれに伴って下の階に住んでいる住人も同じ数だけ死んでるからおれのアパートを大島てるで検索すると大変なことになるんですけれども。 上記のようにあることないこと喚き散らかしてるおれですが好んで漫画を読

【4月編】漫画家9℃の月推しマンガ3選2023

こんにちは、漫画家の9℃です。 こちらは マンガ好きの漫画家が、先月発売新刊の中からおすすめタイトルを紹介する という記事になります。 先月は記事をお休みしてしまい、楽しみにされていた方がいたらすみません! 3月刊の新作をご紹介することができず残念ですが、よかったら皆さんからも「これが面白かったよ!」など教えていただけたらうれしいです。 今回は4月発売新刊の中から、3作品選出させていただきました。 ※ 以下、作品タイトル(巻数)・著者・レーベル(出版社)・あらすじ・オ