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#マンガ感想文 記事まとめ

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マンガ感想文や、おすすめのマンガの紹介について書かれた記事をまとめた公式マガジンです。
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2023年3月の記事一覧

2023年3月の本棚

3月に読んだマンガをまとめました。 ニャリウッド! 1 映画大好きマズルカちゃん / 杉谷庄吾・プロダクショングッドブック(KADOKAWA) 終わらない「ポンポさん」シリーズ。今回はニャカデミー賞カメラマン・マズルカちゃんが主人公。 退屈な毎日を過ごす中、しがない路上ミュージシャンのビビと出会ったマズルカは彼女の歌に光を見出し、共にポンポさんの元へ向かう。脚本も手掛けたいマズルカ、プロのミュージシャンを目指すビビ、創作に対する登場人物たちの狂気に満ちた衝動が、再び最高

2023年3月「読んだ!」マンガまとめ

こんにちは。マンガライターのちゃんめいです。 新旧問わずに今月読んだマンガを全て紹介する本企画。元々マンガが大好きで毎月たくさんマンガを読んでいましたが、マンガライターとして活動し始めてから読む量が尋常じゃなく増えました。できることなら全作品しっかりとした漫画評を書きたい!けれど、現実的になかなか難しい。いやでも、せめてあらすじや一言感想メインだけでも!……という謎の使命感からこのnoteが誕生しました。 ちなみに、「Real Sound ブック」さんでは“今月発売された

【おねロリキャバクラ】だけが真の「幸せ」を与えてくれる。この救済は誰にも奪わせない

【おねロリキャバクラ】を知っているか、知っているだろうな。知らぬのであれば知るべきである。つい先日単行本も出た、きらら漫画期待の新星なのだからな。 私はきらら本誌は追っていない、単行本で追う派だ。なので単行本の発売を今か今かと待ち望んでいた。しかしその存在は公式ツイッターで目にすることで知っていた。 初めて見た日はついにこの日がきたかと思ったばかりだ。【ゆるキャン】を皮切りに爆発した所謂「おっさんの趣味を美少女」にやらせる系作品、その極地にある。 即ちそれはキャバクラ、ある

【#WJ17】週刊少年ジャンプ2023年17号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:人造人間 3:アンデラ ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。 配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ! ↓配信アーカイブ 【#wj17】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ17号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【シャンクス強すぎ】 ↓配信アーカイブ 【#wj17】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ17号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【芦戸と心操アチィ~!】 ●ブラッククローバー 355話 表紙 連載8

冒険したいが、冒険は苦手『南海の大冒険』/藤子Fの宝探し⑤

宝探し大好きのび太くん。彼のようなコツコツ努力を積み上げるのが苦手な人間は、とかく人生一発逆転を狙いがちなので、おそらくそんなことから宝探しに強い関心があるのだろう。 藤子作品では「宝探し」をテーマとした作品が多数あるが、それは特に「ドラえもん」に集中している。これはひとえにのび太の逆転の夢見がちな性格によるものではないだろうか。 ここまで、「ドラえもん」×「宝探し」ということで、2つの記事で3つの作品を紹介してきた。記事は下記。 続けて本稿では、「宝探し」ものの大本命

2023年ジャンプ17号感想(読切『影ノ罪忍』『桐津のキリツ』掲載号) #WJ17

最近よく見ている動画。 SynthesizerVはあとでいつか買おう(いつだよ)の精神だったのだが、クオリティパネェな。生声と変わらないじゃん。急激に欲しくなったじゃん。でも細かい微調整をかけまくる必要はあるのだろうな。 一ノ瀬家の大罪インセプション難民救済漫画だったでござるの巻。やっぱりタイザン先生は巧い作家だなあ。ぼくは「ひと段落したところでモヤモヤさせない程度でまたひとつ謎を提示させる」のが好きなんですが、本作の場合まだ未解決だけどもある程度謎解明しつつ更なる謎提示で

花野井くんと恋の病、を読んだ感想

少女漫画が読みたくなってネットで調べて見つけました。 とても人気な少女漫画です。キャラクターの過去など重いテーマもあります。 でも、軽い感じの所も沢山あり、読みやすくて面白いです。 少女漫画らしいフワッとした感情の描写があります。 でも、それだけではないです。他の色々な表現が混ざっていると思います。 とくに背景の使い方が凄いです。その辺りを説明しようとしました。私が読んだのは5巻のみです。 メロディのようなパート使い5巻を読んだ最初の印象は、表情が一番に輝く所がある。 と

『カッコウの許嫁』2シーズン24話を観たあと、原作を読み、物語の作り方を考える

このアニメ、2022年4月から10月まで連続2クールで、放送されていた。 Amazon プライムビデオで視聴。 (扉絵の画像はSAMPLEマーク入り) 今時の声優さんは、踊らなければならない 禰豆子がガンバッて踊っている😊 OP『凸凹 吉岡聖恵』 作詞作曲:長屋晴子(緑黄色社会) 2022年にスマッシュヒット アニメ感想Amazonプライムビデオのお勧めで観てみると、連続2クール24話。 この物語は、原作の設定が肝だと思う。 なかなかありえない前提(これに尽きると思

[神殺(週刊ヤングマガジン)]

今回ご紹介するのは週刊ヤングマガジンで連載中の「神殺(カミソギ)」です。 個人的に大注目してる作品で、新連載開始時にはかなりの衝撃をもって読み始めたことを覚えています。朝からテンション上がったな。 ツイートでも言及したのですが、ベルセルク味が強いです。三浦建太郎先生が亡くなられたのが2021年。稀代の名作「ベルセルク」は未完のままご友人である森恒二先生に引き継がれることとなりました。森先生の「創世のタイガ」も新章連載からヤングアニマルに移籍ということもあり、ヤングアニマル

きづきあきら 『ヨイコノミライ』 :イタい〈若さ〉 への追想曲

書評:きづきあきら『ヨイコノミライ』(「完全版」全4巻・小学館「IKKI COMIX」) 本作は、「青春」の「(青い春ゆえの)痛さ」を描破した、まぎれもない「青春マンガ」の傑作である。 本作は、ペンギン書房『COMIX SEED!』誌の連載で第3巻まで単行本を刊行しながらも、連載打ち切りによって未完になっていたのを、小学館が拾い、描き下ろしで完結させて、「完全版」全4巻として刊行した、言うなれば「いわくつきの問題作」だ。 当然、連載時も途中までは評判が良かったのだろうが

「アフター6ジャンクション」で紹介したオススメ漫画(2023年3月21日)

2023年3月21日(火)放送 TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 当番組に「マンガが好き過ぎる芸人」として出演した際に「新しいことに挑戦している、最新おすすめマンガ」と題して漫画を4作品紹介してきました。しかし、限られた時間内で魅力を話すというのは難しいですね。ということで今回は話し足りなかったことも含めていろいろ書いていこうと思います。 放送を聴く場合は、radiko(放送一週間後まで)かSpotifyにて聴いてみてください。 アフター6ジャンクション(1) |

中途半端ヒーロー七色いんこ

手塚治虫、というと皆さま、どの作品が思い浮かぶでしょうか。 「ブラックジャック」 「リボンの騎士」 「鉄腕アトム」 「火の鳥」…… こういったメジャー作品を私はほとんど読んだことがない。 中学生まで習っていたピアノの先生の蔵書は、今思うとなかなかのチョイスで 「どろろ」 「三つ目がとおる」 「プライム・ローズ」 「七色いんこ」 何回も借りて読んだ。 ピアノのお稽古バッグは、楽譜よりもマンガの方が重かった。(何をしに行っていたのか) 今日は、特に好きな「七色いん

【#WJ16】週刊少年ジャンプ2023年16号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:ギンリュー 3:アンデラジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。 配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ! ↓配信アーカイブ(前半) 【#wj16】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ16号の感想を語り合おうぜ!【逃げ若アニメ化!!!】 ↓配信アーカイブ(後半) 【#wj16】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ16号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【ブラクロ、聖騎士メンツエグい】 ●逃げ上手の若君 102話

【2月編】漫画家9℃の月推しマンガ3選2023

こんにちは、漫画家の9℃です。 こちらは マンガ好きの漫画家が、先月発売新刊の中からおすすめタイトルを紹介する という記事になります。 2月発売新刊の中から、今回は3作品選出させていただきました。 ※ 以下、作品タイトル(巻数)・著者・レーベル(出版社)・あらすじ・オススメポイント、という感じで紹介していきます。 電子書籍ストアBookLive!のリンクを貼っていますが、「書影がすぐ見れる」「登録なしでブラウザ試し読みができる」「私が普段使いしている」という理由です。