エイビット創業社長が語る、未来を切り開く理念・スローガンと人材像
エイビットの“リアル”を伝える広報記事として、続いて経営理念と働く人の価値観いついてお届けしたく創業社長の檜山さんにインタビューを実施しました。エイビットが新しいものを生み出し続けられる組織の根源を、今後エイビットに関わる全ての方々にお伝えできると幸いです。是非お読みください!
―理念とスローガンを定めた背景は何でしょうか?
共同体の意識を持つためですね。もともとは少数の技術者が集まってできたエイビットでしたが、事業や組織が大きくなるにつれてチーム間のコラボレーションが増えてきました。20歳の若者から還暦のベテランまでいるので世代が異なれば言葉も違うし価値観も違います。
そうなってくると共同体として何を目指すのか、そのために何を大切にするのか、という指針となるものが必要になってきます。
あとは時代の流れもありますね。昔は手紙の時代なので別の空間にいるときは他人が何をしているのか分からない。だから会えたときは深く話したり理解しあおうとしていたと思います。一方、現代は通信技術が進んでSNSなど常に何かしらで緩くコネクトできている状態です。そうなると強く繋がろうというインセンティブは働きにくくなるので、理念やスローガンといった指針の必要性が増すと考えています。
―理念とスローガン『熱・質・継続』に込められた想いは何でしょうか?
理念は創業ストーリー(前の記事)で語ったようなことで、新しいモノを創り出して世界をより良く変えていく存在に我々エイビットがなるという想いからですね。スローガンはそのためにどう事業を推進するか、という観点で定めました。
この会社は常に新しいことをやるんです。小さい市場でも必ずNo.1を獲ってきていて、展示会で出会う業界関係者から「エイビットを見ると未来が見える」とずっと言われてきました。それを続けたいんですよね。
そのためには『熱』がないと無理だと思っています。新しいものを生み出すってのはなかなか大変で、生み出すだけでなく使ってもらって「すごい」と思われないといけません。使われないと世界は変わらないんです。
使われるには当然『質』が必要で、結局は作る人の質が必要だとモノづくりの人生を歩んでくる中で感じています。傾奇者は発想こそ面白くても、人々の生活を変えるような良い質のモノが出てきにくいので、良い人格が大切ですね。
そして、質を上げるには試行錯誤しかありません。上手くいかなくても粘り『継続』することが良い結果を残せます。
―理念・スローガンの価値はどういったところに現れていますか?
エイビットは5年ごとに新しいビジネスを追加しています。創業から40年でもう8回になりますかね。なのでずっとスタートアップしているような状態です。それが出来ているのは理念に共感して、スローガンを体現できる人を集めて、指針として意識する日々を過ごしているからだと思います。
今も新しいことで挑戦すべくアメリカで宇宙技術開発をやっていますし。太平洋ののど真ん中に通信基地を設置しに行くついでに、洋上で大波に揺られながらソフト開発もしちゃおう!なんてエクストリームな無茶振りを楽しめる心強い仲間がいるのは頼もしいですね。
―それは頼もしいですね!新しいものを生み出す一方、変わらないものもあったりしますか?
そうですね、新しいものを生み続けていると「攻める」イメージが強く思われがちですが、実は「守る」ことを大切にしようという考えは一貫していますね。
技術で生活スタイルに変革をもたらしたい反面、命に関わるようなリスクを孕むことは基本的にやらないんです。具体的には乗り物・食べ物・直接医療といったあたりですね。どれも救われる人がいる大切な領域ですし、間接的に絡むことはあるんですが、積極的には乗り出さないようにしています。
他で言えば、2000年以降に勃興した技術はインフラといった基礎が“もともとあるもの”として開発されているソフトが多く、そういったソフトを作り出した技術者も若い世代のため、どうしてもインフラ部分には疎くなります。しかしシステムも老朽化するのでメンテナンスが必要なんです。誰かが守らないといけない。となるとインフラに深い知見があり、ずっと世界初の開発をしてきたエイビットが存在価値を発揮するんですよね。
これから省人化・高齢化していく中で、現場系(工事やセキュリティ)で使われるようなインフラを構築することで安心・命・財産を守る。それで「楽になったよ」「助かったよ」って言われるのが一番嬉しいです。
―最後に、どんな人物にエイビットに来てほしいか教えてください。
理念・スローガンに共感していただける方ですね。その上で、自分に自信を持っている人だと嬉しいです。
これは技術者に限らず営業やコーポレートなど他職種もそうで、誰にも負けないようなハイスキルを有していて欲しいという話ではなく、新しいものを生み出す会社であり続けるために、やったことないことでも「自分なら出来るようになる」と己を信じて進めるマインドを重視しています。
会社側としては、更に自信を持っていただけるように新しい仕事に挑戦できるような機会を増やしていきますし、成果に見合う報酬やポジションをダイナミックに与えていきたいです。年功序列ではないので、若くてもベテランでも誠実な対応ができればと思います。
編集後記
「インフラは目立ちにくい上に、時代に合わせて新しい規格そのものを全く違うアプローチから構築しなければいけない。だからこそ面白いと私も社長としてアピールしていかないとですね。」そう真面目に語る檜山さん。
人々の生活をより良く守り続けるサービスが理念とスローガンにより生み出されたと伺えました。
今後もエイビットをより知れるようインタビュー記事を増やしていきますのでお楽しみに!