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お寿司大好き・まぐろ

🔴クロマグロ(黒鮪)
別名:本マグロ。全長3 m・体重400 kgを超える。日本近海を含む太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布する。地方によっては若魚をヨコ、ヨコワ(近畿・四国)、メジ(中部・関東)、ヒッサゲ、 成魚をホンマグロ(東京)、シビ、クロシビ(各地)などと呼ぶ。特に大間産の物が最上等種とされ、1000万円を超える超高価格帯で取引される。魚体の色 と希少価値から「黒いダイヤ」とも呼ばれる。


🔴ミナミマグロ(南鮪)
別名:インドマグロ。全長2.5 mに達する。南半球の南緯60度までの亜熱帯・温帯海域に分布する。身の脂が豊富で、寿司ねたに好んで用いられるが、IUCNレッドリストではCR(絶滅 危惧IA類 : 最も絶滅が危惧される動物のランク)に記載されている。


🔴キハダ(キハダマグロ/黄肌・黄鰭)
日本近海では全長1-1.5 mほどのものが多いが、インド洋産は全長3 mに達するものもいる。第二背鰭と尻鰭が黄色で鎌状に長く伸び、体表もやや黄色を帯びる。赤道から南北に緯度35度の範囲に多く生息し、マグロ類の中では コシナガと並んで特に熱帯・表層を好む。漁獲量は8種の中で最多で、缶詰などの材料として重要である。身はトロに当たる部分がなく、脂肪が少ない。若魚は キワダ(東京・和歌山)と呼び区別され、地方名はゲスナガ(静岡)、イトシビ(高知)、若魚はキメジ(木目地)とも呼ばれる。IUCNレッドリストLC (軽度懸念)。


🔴メバチ(メバチマグロ/目鉢)
全長2 mほどの中型種。他種より太いずんぐりした体型、大きな目、長い胸鰭を持つ。和名「メバチ」や英名"Bigeye tuna"は、大きな目に由来する。日中は他のマグロより深い層を泳ぐが、夜は表層に上がってくる。赤道から南北に緯度35度の範囲に多く生息する。世界 的な漁獲量はキハダに次ぐが、日本での流通量は最多で、店頭に並ぶ機会も多い。地方名はバチ(東北・関東)、メブト(九州)、幼魚は各地でダルマとも呼ば れる。IUCNレッドリストVU(絶滅危惧II類)。


🔴ビンナガ(ビンナガマグロ/鬢長)
体 長1 m程の小型種。「ビンナガ」の称は長大な胸鰭を鬢(もみあげ)に見立てたもので、トンボの翅に見立てたトンボ、シビ等の異称もある。赤道から南北に緯度 10-35度の熱帯・亜熱帯海域に広く分布する。身は淡いピンク色でやや水っぽく、酸味がある。鶏肉に似ることから欧米での需要が高く、缶詰などの加工食 品で多く流通する。生食の需要も高まっていて、一部すし屋では「ビントロ」という名前で販売されている。

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