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締めの一言を入れる

文章術に「絶対」はない

 書き出しのつかみが肝心だ、という話を書きました。その次には中だるみをしないように見出しや写真を入れるということも書きました。そして、今度は締めの一言です。はじまり、途中、おわりに……文章を書くというのは、なんて大変なのでしょうか! と思いますよね。私もいろいろと気をつけることがあるな、とあらためて感じています。

 気をつけてほしいのは、ここで解説していることは「絶対」ではないということです。こうしたほうがよりよくなりますよ、という提案です。ですので「こんなにいろいろなことを配慮しないといけないなんて面倒。noteを書きたくなくなる」ということにはならないようにしてください。それでは本末転倒なのです。

 より読まれるようになるためにはこんなふうに気をつけたらいいよ、という文章術ですから、それ以前に文章を書く習慣づけをしてください。そのためには、まずは文章術のことは頭からよけておいて、思いのままをつづるのでもよいかもしれません。もしかすると、それがウケるかも⁉

締めだけ見ても結論がわかる内容に

 さて、締めの一言です。どういうことを書いたらいいでしょうか。普通にnoteを書いていたら結論になるでしょう。たとえばタイトルが疑問系であるなら、それに対する回答が締めの一言と考えるとわかりやすいかもしれません。

●タイトル「どうしてブログは書き続けるのがいいのか?」
●締めの一言「習慣づけるのが大事なのと、書き続けるのはまねしにくくオンリーワンへの近道です」

 いかがでしょうか。一言というだけあって、シンプルに言い切るのがよいでしょう。さらにいえば、ここだけを切り取ったとして、全体で言いたかったことを言い表せる一文……ということになると思います。それまでの文章は何だったのだ、という話にもなりかねませんが、結論というのはそういうものです。

 もっといえば、ここだけを切り取ってTwitterに載せたとしても、[いいね]がついたり、リツイートされやすいものがいい締めの一形態ともいえるかもしれません。ここだけが独り歩きしたとして「元の文章はどういうものだったのだろう?」と読んだ人に思ってもらえたら、それはもう大正解といっていいかと思います。

 つまり、140文字くらいが締めの一言の目安と考えてもいいでしょう。

起承転結があるのが理想的ですが、結論を書かずに終わる投げっぱなしジャーマンスープレックスのような手法もあります。(コグレ)