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「世界価格が高騰する中、インドの小麦輸出が急増」 The Economic Times 2022/3/9

【記事の要約】
インドでは、好天候、高収量品種の導入、生産者への補助金の結果、小麦の収穫量は2022年にピークを迎える。しかし、政府の補助金により、インド産小麦価格は他国のものより高く、政府は倉庫に目標の2倍もの在庫を抱えている。その中、ロシアのウクライナ侵攻により、小麦の価格が高騰したため、世界第2位の主食用小麦の生産国であるインドは世界中のバイヤーから注目を集めている。

【私の考え】
日本はインドと、日本包括的経済連携協定(CEPA)を2011年に締結している。これは、貿易額のうち約94%に相当する品目の関税を10年以内に撤廃することを目的としている。このような協定があるからこそ、日本もインド産小麦を輸入代替先として検討しやすくなる。世界情勢が異常気象、ウイルス、戦争なので変化していく中で、様々な国と貿易をしやすい体制を整えることは、自国の経済や安全保障の面からも重要である。


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