
映画『スペシャル・フォース』(2011年)のザックリとしたあらすじと見どころ
映画タイトル:スペシャル・フォース
原題:Forces spéciales
製作年:2011年 フランス
監督:ステファン・リボジャ
映画『スペシャル・フォース』は、
アフガニスタンで武装組織に誘拐されたフランス人ジャーナリストの救出劇を描くアクション映画です。少数精鋭の部隊によりアジトからの奪還に成功するものの、さらなる困難がー。
キャスト
・ダイアン・クルーガー(エルサ)
フランス人ジャーナリスト
・ジャイモン・フンスー(コバックス)
スペシャルフォースのリーダー
・ブノワ・マジメル(ティクタク)
スペシャルフォース隊員
・ドゥニ・メノーシェ(リュカ)
スペシャルフォース隊員
・ラファエル・ペルソナ(エリアス)
スペシャルフォース隊員
映画『スペシャル・フォース』の見どころと感想

アフガニスタンの首都カブールで女性たちの取材を続けるジャーナリストのエルサ。エルサはタリバン系武装勢力のリーダーを批判したことが原因で拉致されます。
事態を重く見たフランス政府は軍特殊部隊「スペシャル・フォース」に救出命令を下し、リーダーのコバックス以下6名の精鋭が現地へ。
部隊はアジトを特定しエルサの奪還に成功。武装勢力の追撃をかわしながらパキスタンとの国境を目指します。が、目の前には極寒の高山がー。
評)「テロは悪、特殊部隊は英雄!」にはモヤっ...、見どころは豪雪の高山越え
1人を救出するために多くの犠牲がー、いう類の映画です。
2015年前後、過激派組織「イスラム国」にジャーナリストが拉致される事件が多発。日本人ジャーナリストも犠牲となった衝撃は忘れることはできません。
が、この映画の「テロ組織は絶対悪」であり、それに勇敢に立ち向かう「特殊部隊は英雄」、という描き方にはかなりモヤモヤさせられます。現地人ガイドや一般市民を犠牲にし、さらに救出部隊も1人、また1人と。だんだん「あ、この人死ぬな」と読めてしまう展開にも興ざめしてしまうのです。
そんな中での見どころは追撃を逃れ国境を目指すシーン。アフガニスタンというイメージからは程遠い豪雪の高山越えに挑みます。
しかし、ジャーナリストであるエルサに「自分のために多くの犠牲がー」という迷いがたいして感じられないし、次々死んでいく特殊部隊は無駄にカッコ良すぎ。ま、そこまではまだ許せるとして、最大の不満はラスト。
この映画に幸せオチってどうよ!? 恋バナいらんやろ! という1本です。
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