管理しすぎず、管理する。

 就職して24年目になるのだが、昨年まで、毎朝「todoリスト」を作っていた。仕事も家事もプライベートもごちゃまぜに、朝思いついたタスクや、予定をどんどんメモ用紙に書いていく。

 最初は、それ自体が楽しくてやっていたようなところもあった。

 しかし、いつしか、それが重くなり始めていた。

 こなせないのである。

 育児休暇から復帰したあたりからだろうか。だから、仕事と家事と育児をこなしていかなければならなくなってからだ。

 終わって線で消していくのは気分がいい。でも、毎日全てを終わらせられるわけではない。急にやることが増えたり、思っていた以上に時間がとられたりして、こなせないことが出てくる。

 そうすると、翌日に積み残しになる。

 積み残した自分が嫌になる。

 特に積み残してしまうのは、家事である。仕事を持ち帰ってきたり、アイディアを練っていたりすると、「いいや、家のことは後回し。明日やろう」となり、結局ずるずると週末に積み残す。

 金曜日のリストは、大抵、最悪だった。そりゃそうだ、一週間分の積み残しを書かなければならないのだから、タスク自体も多くなる。

 そして、金曜日は帰宅すると一週間の疲れがどっと出て、何もできないことが多い。だから週末に全て持ち越し。

 土曜の朝は、憂鬱な始まりを迎えていた。

 

 そんな私だったが、在宅勤務をきっかけに、毎日のtodoリストを作るのをやめた。

 在宅勤務中は、仕事も家事も楽にこなせるから、リストを作る必要がなかったのだ。

 6月に入り、在宅勤務が終わるのをきっかけに、「毎日のtodoリスト」ではなく、「一週間のtodoリスト」に変えてみた。転職して慣れない生活の中で、家事や育児で自分を追い込んでしまうのは精神的によくないだろうな、と思ったからだ。

 まず、大きめのメモ帳に、今週の日付を等間隔に書く。そして、入っている予定を書く。仕事、家事育児を分けて。それから、その日にやらなければならない(やっておいたほうがいい)タスクを書く。

 下の方の余白には、その週ならいつやってもいいタスクを書く。一日に一気にやってもいいし、毎日一つずつやってもいい。自分の疲労度と相談して、できる日にやる。

 そんなリストに作り変えた。

無題

 (私の字では汚すぎるので、今回はイメージ画像を作ってみました(笑)なお、こまごました仕事のメモは電子メモ帳でつけていたので、ここには載せていないです)

 さて、やってみて。

 今週は出勤時間が早い日が何日かあり、体がなかなかハードだったが、まずよかったのは、「毎朝のメモ書きに時間がとられないため、その分、家のことができる」。なぜ今まで気づかなかったのだろう?と思いました(笑)。仕事のメモは毎朝書き直しますが、それだけで済むので時間短縮です。

 そしてやっぱり、「積み残した!」という罪悪感がないので、気持ちが楽になりました。で、「いつやったか」なんて、どうでもいいのです、1週間のうちにやればよいのですから。実は、「1回やったけど、時間があるからもう1回やろう」なんていうものもあり、結果的に「あら、2回もできちゃって、私、すごいじゃん!」なんて、自己肯定感アップ(笑)。

 というわけで、このやり方の方が私に合っているようです。

 日曜日の夜に、お茶でも飲みながら、ゆったりメモを作る。そんな時間も贅沢で、いいかな、なんて思います。

 改良しながら、もうちょっと続けていこうと思います!

特別支援教育に興味を持つ教員です。先生方だけでなく、いろいろな職業の方とお話して視野を広げたいし、夢を叶えたいです。いただいたサポートは、学習支援ボランティアをしている任意団体「みちしるべ」の活動費に使わせていただきます。