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「みちしるべ」第5回サークル活動

2月6日(木)、第5回目の「みちしるべ」の活動を行ってきました。今回は、中学3年生7名の参加でした。

高校受験を控え、過去の入試問題や、入試対策問題に取り組んでいる生徒が多かったです。

その中で印象に残ったことがありました。

社会の問題を解いている女の子達。「北海道・千葉県・栃木県・鹿児島県」のそれぞれについて畜産物の種類の円グラフがあり、どのグラフがどの道県か、という問題でした。

牛乳は北海道だよね、で、北海道はすぐに選べた子ども達。しかし、その次が選べません。「こんなの、覚えてないよ」「教科書、持ってこなかったよ」とつぶやいていたので、「じゃあ、調べてみる?」とスタッフが持ち込みのタブレットで調べ始めました。それに触発されて、子ども達も「私、栃木県を調べるね」「じゃあ私、鹿児島県」と調べていきます。

「栃木県 畜産物」で検索・・・「あ、栃木県は、生乳が全国2位って書いてありますよ」

「鹿児島県 畜産物」で検索・・・「豚も鶏も牛も有名ですね」そこへすかさず、家庭科が得意なスタッフが「そうだった!薩摩の黒豚!薩摩地鶏!鹿児島黒牛!」と。

「千葉県 畜産物」で検索・・・「千葉県は畜産物がいろいろとれるんだね・・・あ、鶏卵が全国2位ってなってるよ!知らなかった!勉強になる!」とスタッフ。「自分達が住んでる千葉のことなのに、意外とわかってないものですね(笑)」「大人もね(笑)」

「これで答えが確定しました!」楽しそうな子ども達。

ある女の子が「こういうのが、楽しい勉強っていうんだろうね」と。

確かに、そうなのです。問題を解いて、答え合わせをして、○とか×とか、そういうのは実はそんなに楽しくはないのです。

得た知識を実際に使えるようになり、「なるほど!」「わかった!」「こういう時に役に立つのか!」と気がついた時や、自分が得た知識を他の人に説明して、「わかった!」と言ってもらえる時、他の人とあるテーマについて調べたり話し合ったりして、一つの答えにたどり着いた時(たどり着かなくても、自分達でたどり着こうとしている時)に、勉強は楽しくなるのではないかと思います。

今回のサークル活動を通して、また子ども達から大切なことを教えてもらった気がしました。


次回のサークル活動は2月中にもう一回行います。wi-fiルーターをレンタルするために、引き続き、polcaでのご支援をお願いします。

 https://polca.jp/projects/6kMHxvd8diO

*ちなみに、「みちしるべ」のnoteだけでなく、私個人のnoteへのサポートも、「みちしるべ」の活動に全額寄付するつもりです。polcaをやっていないという方も、ぜひこのnoteでご支援いただけたら嬉しいです。

特別支援教育に興味を持つ教員です。先生方だけでなく、いろいろな職業の方とお話して視野を広げたいし、夢を叶えたいです。いただいたサポートは、学習支援ボランティアをしている任意団体「みちしるべ」の活動費に使わせていただきます。