ケケケの

書き物に追われていない年始というのも久しぶりな気がする。そんな気がするだけで実際はそんなこともないのかもしれないが。

この家に越して来てから五年が過ぎた。忙しかった五年、という感覚も錯覚なのかもしれない。

越して来たばかり頃、執筆に疲れて夜中に駆け込んだファミレスも今はもう無い。なんかパンダの店になってた。

そんな生活も変わる。

来月、東京から離れる。浅草の事務所と仕事部屋は残す。

去年は控えていた散歩を再開している。東日本橋から上野までぼんやりと歩いた。目的があるわけではない。歩くのが目的。じゃあ、あるじゃん目的。歩いている間に思考が整理されるという副産物はあるけど、今は考えなければならないようなこともない。やりたいこと以外はもうやらない。

歩く。結局ブックオフに吸い込まれる。この先、本を読む時間は増えるだろう。それがいいそれがいい。

上野のヤマシロヤ。期間限定でキン肉マンのショップがやっていたので「うおお」と唸りながら突入する。そしてやっぱりガッカリする。キン肉マン関連のグッズは残念なものが多い。うちでデザインさせてくれないか。とは言えカレクックとベンキマンは連れて帰る。そして何よりともかくケケケーを寄越さんかいケケケーを。ここは上野だぞ。

キャバクラには全く興味は無いが上野にあるキャバクラATLANTISだけは気になっている。不忍池の畔に店を構えている辺りに本気を感じる。嬢が「ケケケー!」しか言わないのなら、通う。


余裕がある人は投げつけてみな! たべるから。