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猿☆人間
2021年5月31日 05:49
今夜もシャットダウンきっと再起動には時間がかかってしまうからもうおやすみ..いつからのことだろう眠りに就くまでで映画を一本は観られるくらいただ天井を見つめていた.小さなずれが積もりに積もってこうなったのならばまた改善の糸口も見つけ易いのに.今夜もシャットダウンきっと再起動には時間がかかってしまうからもうおやすみ帯に短し襷に長しと知ってはいながら広げたままの
2021年5月30日 06:35
鮮やかな花束の中に枯れた花があったとしてそれだけで全てを穢す要因になるのでしょうか.解けたリボンが風に踊ると色とりどりの花も釣られて.花瓶の水も飲めるそんな気持ちで今さら見つめ返すと浮かび上がるもう一つの彩りまるで囁きそうした初鳴き茜色を注す斜め上蹴りそこなった小石..穏やかな退屈の中に割れた日々があったとしてそれぞれが最初に戻る必要があるのでしょうか
2021年5月29日 06:09
あまりにも青すぎて空がそれほどに思える.それでも高く遠くなるたけ遠く高くまで上って行った見えそうなのにと.元気にしているかい?そんな一言に救われたのならばそれでもいいけれど気のせいだともしも知った時誰がそこに居てくれるの..あまりにも痛すぎて痣が段々と薄れる.それでも深く遠くなるたけ遠く深くまで潜って行った聴きたいからだと.優しくしているかい?そ
2021年5月28日 06:21
青いまま摘み取られたらどうするのもう返せないでも食べられないそんな感じ.小説は途中でやめられないそれと同じだった.下手なりにビリーブ左側だけ熱い熱いみかん色に染め上がる空だいたい独り言たまに囁いて剥きかけの果実から垂れる泪..知らないで捥ぎ取られたらどうしようもう戻せないでも望まれないそんな感じ.行き先はその都度変えられるそれも同じだった.
2021年5月27日 06:22
改まって言うような話でもないから「行ってきます」くらいさらっと零せたら.他にも何かあるのだとすれば今日じゃない方がいい.言葉にしたくない気持ちが一つになりきれない気持ちがマーブル模様になって心に幕を張っているんだ燦燦と降り頻る陽も暮れなずむだろうあと一歩のところで笑った捨てたもんじゃないと言われるのは癪に障るけれども..すれ違っているような場合でもないから
2021年5月26日 06:43
半ば無理やり捥ぎ取ったような傷口は痛々しく鮮やかな赤は作りたての苺ジャム.あくびと一緒に飲み込んだ塊はゆっくりと喉を過ぎる.スクロール1つで簡単に葬られた埋め立て地の上を行く忘れてはいけないことと忘れたくはないこと曖昧に振り分けてしまったらきっともう戻せないからどれだけ面倒臭くても負けなりのモットーがある..半ば無理やり噛みついたような傷跡は生々しく柔
2021年5月25日 06:17
大事なところを聞き逃した気がして振り返ったらよく似た私も笑っていた.大事なことほど言い触らしたくなってまた笑ったらよく似た私が困っていた.最期のために持ち寄ったクラッカー間違えて鳴らして.こんがらがった場面を何とかしてでも落ち着かせたくてけれどもどうしても悪循環に嵌ってしまってやることなすことコメディーのようにならばせめて笑ってほしくて窺う相手の顔色.
2021年5月24日 06:52
たとえば雨の中びしょ濡れもいとわず駆け出せることを勇気だとすれば今夜はそれに似ている.何も言えないのは信じていたいものだから深夜発に乗り込んで輝く君を見送る.手を振る姿が鏡越しに見えるいつの日かきっと訪れるその時を幽かに重ねていた美しい背中にかける言葉なんて見つからなくて一緒に泣いた..たとえば雨の後人の目も気にせず喜べることを健気だとすれば今夜
2021年5月23日 06:47
規則正しく流れるあの雨どいのようにこの泪もちゃんと伝ってくれたらなって思うのだけれど..雨音に包まれると懐かしい気がするのはずっとずっと昔始まりの始まりをきっと思い出すから.もう二度と帰ることは叶わないとても特別なふるさと.規則正しく流れるあの雨どいのようにこの泪もちゃんと伝ってくれたらなって思うのだけれどいつも軌跡は変わりなく頼る間もなく程なく乾いて
2021年5月22日 07:21
気味が悪いとただそうやって言われでもしないと気づかないような二人ならば.半透明のビニール袋ならそれとなく判るかな.本を読むその姿空中に浮かべるのか背景に並べるのか前方に連ねるのかそのイメージの切れ端誰にも奪えないのにそんなに大切そうに抱えて愛くるしい..君が悪いとただそうやって言われでもしないと気づけないような二人だから.半解凍のクレームブリュレな
2021年5月21日 07:04
アナタになれなかったアナタはワタシになりたかったワタシ巡り巡っているようでずっと変わっていない形.冷静になるほどによく見えてしまうから多弁な夜は眠る.自分ではないものばかりがこの世界の下書き好きにならないものばかりがこの未来の下敷きどんなつもりで立っていようと少なからずは何かの上に片足をかけているんだって悟っていながら..ワタシになれなかったワタシはアナタに
2021年5月20日 06:37
もぐもぐ もぐもぐよく噛んで.もぐもぐ もぐもぐ飲み込んでしまえ.複雑な味もお腹の中ではブレンド曖昧な顔も明日になったらフレンド.食いしばる歯はもうなくなった一思いにごっくん..もぐもぐ もぐもぐよく噛んで.もぐもぐ もぐもぐ飲み込んでしまえ.退屈な日々も暦の上ではひねもす贅沢な意味も素直になったらつれづれ.噛みしめる歯はもうなくなった一思いに
2021年5月19日 14:04
あまり多くは望まないからあと少しだけここに居て信じられなくてもいい今夜中は騙されて..海岸線に沿って等間隔に置かれた信号機あなたが予告した通り三秒後に全てが青になった.握りしめたままだった手の中には指輪綺麗だった.あまり多くは語らないからあと少しだけそばに居て忘れられなくてもいい今夜中は外させて独り言が大きくなるのはただの癖だから気にしないで..口に
2021年5月18日 05:08
まもなく潰える蛍光色の夢おどろおどろしい真四角の月.たで食う虫も好き好き振り向き様に見る善し悪しを知る由もなく駆け足で街並み流し見したところで夢はただの夢持っては行けない..ほどなく費える想像力の種既に頼もしい言い訳の質.たで食う虫も好き好き振り向き様に見る善し悪しを知る由もなく駆け足で街並み流し見したところで夢はただの夢持っては行けない..