フォローしませんか?
シェア
猿☆人間
2020年5月31日 08:28
生まれたてのままでは風邪を引くから恥ずかしいけれども一つ羽織った.優しさとはいつから目に見えていた.まだ美しいとは言いながらなりたがっているそのままの姿決められてもいない中で何がそれを止めるのか..生まれたてのままでは眠れないから恥ずかしいけれども一つ被った.淋しさとはいつから手に取れていた.まだ難しいとは知りながら脱ぎたがっている透明な衣
2020年5月30日 07:21
泣いてしまえた方が簡単なのにね.そう言って笑う人.空高く回り見つめていると知らない癖に判ってくるような気のせいのこと..逃げてしまえた方が簡単なのにね.そう言って笑う人.難しく捉え見つめていると出来ない癖に語っているような一昨日のこと..消してしまえた方が簡単なのにね.そう言ってくれた人.甲高く唄い捜していると淋しい癖に忘れていたよう
2020年5月29日 06:40
咄嗟に出た声は思いの外優しくてそのままの姿で届いてくれた.手書きの言葉が目に見えて染み入るように感じた..咄嗟に出た声は続け様に上擦ってぎこちない姿で笑ってくれた.手書きの言葉が目に見えて際立つように感じた..折々の色を選び損なっても.手書きの言葉が目に見えて広がるように感じたあれほど遠く輝いていた光にも今ならば逢えそうだった.手書きの言
2020年5月28日 07:20
代わりにあなたが泣いてくれたからこんなに綺麗な朝を知りました.代わりにあなたが言ってくれたからこんなに綺麗な朝を知りました.代わりにあなたが濡れてくれたからこんなに綺麗な朝を知りました.代わりにあなたが捨ててくれたからこんなに綺麗な朝を知りました..優しいのにそれでは駄目だと見上げた高い空.言葉ばかりが泣かされて言葉ばかりが散らか
2020年5月27日 05:45
根に咲く花根に咲く花根に咲く花それを見るものはなく息を潜めた声がたまに聞こえてしまう頃.また思い出せば夢から醒めたような心地.とんだパラレルワールド誰が知っているこれで何度目の再放送唇が優しくて震える言いたいのに言えない気持ちが花を濡らす独り言ばかり綺麗..根に咲く花根に咲く花根に咲く花それは散ることもなく髪を掠めた風がいやに残ってしまう頃.根に
2020年5月26日 08:04
夜空を飛ぶ鳥蒼穹の姿よりも美しく羽搏くその眼差しは今何処へ向かう.星の地図もまだ若く届ききらない灯り.君も夜更かしなのかと無口な路地で呟くそこからならば今夜の町はどう見える一人だということがもっとはっきり判るのか知りたくはないが教えてほしい..部屋の数もただ多く憶えきれない灯り.これも夜更かしなのかと真面目な顔で尋ねるこのままならば夜明けの町はど
2020年5月25日 08:42
半分だけ涙を流すのは半分だけ泣いているから.半分だけ言葉が滲むのは半分だけ逃げているから.何をしても何ともならない夜二人になりたい.言葉が要らないくらい苦い酒を並べる机の上はやけに綺麗星は外に砂は靴にまだ少し朝までは遠い..半分だけ未来が見えるのは半分だけ諦めたから.誰と居ても淋しくならない夜一人を知りたい.手紙に書きたいくらい若い日
2020年5月24日 08:00
いつの日か太陽が居なくなったらあの月はもう光らないんだね.見えない訳ではないけれどそれは凄く淋しくて.僕の懐中電灯だけで照らしてみたいと新月の星空を捜している当たり前にきっと届かないだろうそれでもやってみたかった..いつの日か太陽が居なくなったらこの朝ももう帰らないんだね.逢えない訳ではないけれどそれは凄く淋しくて.僕の小さな囁きだけで起こしてみた
2020年5月23日 08:21
あなたも同じように朝を見ているそれでも違うのはあなたにとってそれが今日でありもう昨日ではないこと.あなたは目を擦り僕は目を瞑る.そこには二つの朝がある.戻ってこられないほど遥か遠くまで流れてしまえたのならばとある日のまま物語も進んでくれる気づかないように気づかないように..戻ってこられないほど遥か深くまで沈んでしまえたのならばとある日のままカレンダ
2020年5月22日 07:36
映画を観た後の街が違って映ったのは酷く雨の降る夜のせいそれとも淋しさのせい早く誰かに逢いたい.嘘は嫌いだった全てを認めてしまうと楽になるのか.今さら何も変わらないそんなことはもう随分前から判っていただろうだからと言って変わらないままでもできそうなことはまだあってさっきよりも拡がった水溜まりをひょいと飛び越える..朝日の出る頃の空が綺麗に
2020年5月21日 06:16
ギフトを贈らせてくれギフトを贈らせてくれ貰ってばかりもあれだからそれにこっちのあれもあれだからギフトを贈らせてくれ..フレンドそれは大袈裟ではなく繋がっていると信じてもいいよね.フレンドいつかそんなことを言いからかっていても判ってくれるよね.あまり泣いたりはしたくないの.ベストを尽くさせてくれベストを尽くさせてくれ語ってばかりもあれだからそれにこっちのあ
2020年5月20日 06:40
ラブソングにはならない寝息で揺れるその髪の毛のようどうしてもまだ独り言.グッバイは兆し希望的なリグレット.怖がらないでその手のひらが掴めるだろう優しさの切れ端もう一度はもうない..絶対はフラグ具体的なシルエット.考えないでその戸惑いが導くだろう淋しさの裏側もう一つの正体..グッバイは願い理想的なエグジット.間違わないであの約束が始める
2020年5月19日 07:33
周りがあまりにも動いているから逆にそれは止まって見えただから僕は立ち止まって誰よりも動こうとした.目視できないものを見ようとするには足りないものが多過ぎる.雨は降り注ぐまた何かを目掛けて一途に飛び込む綺麗に映ったのはきっとそんな思い込み想像力が作り出すシナリオに沿った未来..今更ストレンジャー・シングスを観る旬なものを穿って見ればいつも僕は乗り遅れて簡単に
2020年5月18日 09:02
部屋の大きさは変わらない筈なのに君が居ない分だけ広く感じる.まだ聞こえてきそうな声捜すそこら中に気配が残っている.いいんだよ別に私が勝手に泣いているのそうしていないと泣き疲れて眠れない無口な夜の窓辺クリーム色の四角これが月の一部..同じ温もりは戻らない筈なのに君が居ないことだけ信じられない.まだ離れてくれない影過ぎる時間内で余計に溜まってゆく.