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インターネット医療の会社、ノーススターを設立しました。

はじめまして。この3月から、ノーススターの代表を務めることになりました田北です。

会社を立ち上げて早2ヶ月が立ちましたが、ノーススターの会社カルチャーや目指している世界を少しでも多くの方に知ってもらえたらと思い、noteはじめました。

今後、一緒にサービスを創り上げてくれているメンバーの紹介などもしていきますので、是非フォローよろしくおねがいします!

ノーススターが目指すところ。


僕らは、「医療をもっと身近に」を会社のビジョンとして掲げています。
このビジョンは、メンバー同士で今の自分たちの強みや医療に対する課題感を話し合う中で、全員が納得する形で決めたものです。
北極星のように「人々が身体の健康のことで不安になったときに道しるべとなる存在でありたい。」そうした思いから、会社名も”ノーススター(North Star)”という名前にしました。

そもそも、なぜ僕らがこのようなビジョンを掲げたかというと、一重に、「僕らの世代が今後、間違いなく直面するであろう社会の負を解決したい」という思いが背景にあります。

日本の人口は、2008年を境に減少し続けている一方で、高齢化(65歳以上の高齢者が総人口に占める割合)は急速に進行。日本の高齢化率は30%を越えようとしています。
戦後の第一次ベビーブームに生まれた団塊世代が75歳以上となる2025年以降は、更に医療ニーズが増え、年金、医療、介護などの社会保障財源を圧迫。医療現場の人手不足も深刻となり、これまでの「当たり前」だった医療を受けられなくなってしまうかもしれません。

また、2020年初頭には新型コロナが発生し、様々な医療業界の課題が浮き彫りになり、現在、医療業界は大きな転換点を迎えています。

一方で、良いニュースもあります。

コロナを期に、人々の衛生意識が向上し、マスクの着用や手洗いを徹底したことで、インフルエンザや肺炎等の感染症が激減。2020年4月には、時限的ではあるものの、初診も含めたオンライン診療が解禁されるなど、新型コロナウイルス感染防止や医療従事者の人手不足に対応するために、国や医療機関が本腰をあげてデジタル化の推進を加速化する動きも出てきています。

また、世界に目を向けると、遺伝子治療を含む様々な治療手段やAI活用含め、医療情報活用技術がどんどん進歩しており、10〜30年後の未来では、次のような医療が「当たり前」の世界になると確信しています。

こうした世界が移りゆく中で自分たちに何ができるか?を考えたときに、行き着いた答えが「インターネット x 医療」で患者さんが自分自身で適切な医療を選択していくことができるサービスを世に届けること、でした。

人々が本当に必要な医療に辿り着ける一助となること。
患者さんが自分の健康について向き合うきっかけとなること。
現場の医療従事者の方に寄り添ったプロダクトを世に届けること。
テクノロジーを通じてこれまでにない医療の体験を作ること。

これらが、僕らがサービスを通して実現したいミッションです。

今の医療を変革するなんていうのはおこがましいですが、患者さんにとって医療の存在を少しでも身近に感じてもらえるお手伝いができたらな、と思っています。


大企業 x スタートアップ

上記のビジョンを実現するために、今回、家族に寄り添うアプリやWEBメディアをつくっているエバーセンスと、日本の総合商社の三井物産が手を組み、ノーススターを立ち上げました。

大企業とスタートアップでは、組織カルチャーやビジネスに対する考え方・スピード感も全く異なるため、なかなか共同事業体として折り合わないことが多いのですが、今回、そうした固定概念を覆していくことにもチャレンジしていきたいと考えています。

エバーセンスは、妊活・妊娠・育児の領域で、「徹底的にユーザーファーストで、シンプルに、泥臭く、いいサービスをつくること」をモットーとしており、これまでもユーザーに受け入れられるサービスを築いてきました。
一方の三井物産は、100年以上の歴史の中で築いてきた幅広い出資先・パートナーのネットワーク・知見を活用することにより、ウェルネス・ヘルスケアITの領域で大きな流れを作ろうとしています。

こうした歴史ある企業と新進気鋭の事業会社が化学反応を起こすことで、どんな形で世の中にインパクトあるサービスを作っていけるのかも、是非見ていていただければと思います。

「眼前の利に迷い、永遠の利を忘れるごときことなく、遠大な希望を抱かれることを望む。」
これは、旧三井物産を創立した初代社長の益田孝の言葉です。
医療は、人の命に関わるからこそ、事業としての難易度は非常に高いですが、だからそこ10年、20年先の中長期的な目線で本当に社会に必要なプロダクトを創っていきたいと考えています。


医療体験をポジティブなものに。


これは個人的な思いとしてですが、僕らの事業を通して、「人の死や病気という体験を”不幸”なものから、少しでもポジティブなものに変えられる」お手伝いができればと思っています。

僕自身、高校時代に親父を癌で亡くしたのですが、当時は身近な人の苦しむ姿や死に直面して、「なんで自分だけこんな思いをしなければいけないのか?」と 人生のどん底に突き落とされた気分でした。
ただ、その時の友人や家族の支えもあり、今もなんとか楽しく人生を過ごすことができていますし、むしろ、親父の死があったからこそ、自分の人生を今一度見つめ直し、それまでとは少し違った目で世界見れるようになりました。
病気になることは、一見すると”辛いこと”であり”悲しいこと”ではありますが、視点を変えることによって、”人生をより豊かに”するもの、と捉えることもできると思います。


ノーススターとして、微力ではありますが、人々が少しでもそんな風に思えるような世界を創っていくことにチャレンジできればと考えています。

まずはその第一歩として、小児向けの時間外の医療サポートサービス「キッズドクター」を通じて、日本の子どもたちや、その子達を支える親御さんが”笑顔”になれるサービスを世に届けていきたいと思います。


最後となりますが、ノーススターで一緒にプロダクトを創り上げるメンバーも随時募集しています。
是非ビジョンに共感頂ける方は、どしどしご連絡頂ければと思います!


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