北海道おこっぺ町 「ノースプレインファームの夏便り 農場通信2024」
ノースプレインファームで年に2~3回ほど発行している「農場通信」。ノースプレインファームの各部署から、ちょっとした近況報告やおこっぺの日常などをお届けします。「農場通信」を通じて、ノースプレインファームを身近に感じていただけると嬉しいです。ごゆるりとご覧ください。
前回の農場通信はこちら↓
ミルクホールから
今年の夏のミルクホールは、たくさんのお客様にお越しいただきました。お食事のご提供までにお時間をいただくこともありましたが、みなさまのご理解とご協力に感謝申し上げます。
8月13日には、下川町の皆様にお越しいただき「OkunoShimokawa」というイベントを開催しました。
ミルクホールの奥の部屋で6店舗ほどの出店者の方々が下川町の素敵なものを販売していただき、おこっぺにいながら、なんだか下川へプチ旅行ができた気分になり、とても良い一日でした。
興部の夏はとても短く、ここぞとばかりにバーベキューをして過ごしています。今年は1歳の息子と会社のメンバー数人で、花火大会に行けたことが良い思い出です!
(ミルクホール A)
ミルクホールの「奥の部屋」についてはこちらをどうぞ↓
農場から
農場部の今夏は、6月から順調に進んでいた牧草収穫が8月に入り天候不順のためほとんど作業ができずにいます。
「風」と違い「雨」は貸し借りがあると言われるので、9月からは晴天が続くことを祈るばかりです。
そんな中、興部町の夏祭りでは、例年より多い4,500発の花火が打ち上げられました。今までそんなことは一度もなかったのに、夜間放牧中の育成牛が脱柵し大脱走しました。
検証の結果、花火にビックリして電牧線を突破し、その先のバラ線も踏みつけて3㎞先まで逃げていました。映画「逃亡者」のトミー・リー・ジョーンズの気分で2時間追跡し、やっと見つけた時の牛たちの「どうかしましたか?」みたいな顔がこちらです。
また、夏休みに本州から帰省してきた娘が自分よりも黒く日焼けしていたり、息子に身長を追い越されたりと、家族の成長を感じる夏でもありました。さらに、地元の同級生の息子さんが甲子園の開会式で先導役を務めたとのことで、面影が同級生に似ており懐かしくなりました。
(農場長 M)
菓子工房から
先日おこっぺ町では夏祭りが開催されました。天気予報の通り途中からは雨が降ってきてしまい花火はダメかと思われたのですが、予定時刻より前倒しで打ち上げ、会場からは喜びの声が聞こえました。
昨年のお祭りは雨のため中止となってしまったので、私にとっては今年が初めての参加となりました。私は普段、お客様と直接お話する機会がありません。
とても緊張してしまいはじめは声もあまり出せませんでしたが自分たちが作った製品をお客様が選ぶ姿を見たり、「おいしそう!」や「これください!」といった声を聞いて嬉しい気持ちになり自然と大きな声が出せるようになっていました。
今回の夏祭りを通して感じた思いや、暖かい気持ちを大切にして今後も頑張っていきたいです。
(菓子工房 K)
管理部から
7月中旬ごろから、取引先から「夏季休業のお知らせ」が届きます。もうそんな時期かと思うと同時に、苦手な夏がやって来るんだと恐怖を覚えます。
北海道といえば、湿度が低く夏でもカラっとしているイメージですよね。興部が位置する道東は、気温が低く晴れて日でも吹く風が清々しく過ごしやすい地域(でした)。
ここ数年は、夏日どころか真夏日を記録する日も。今年の夏は体感的に湿度が高い、天然パーマの髪の毛がクルクルとうねっています。暑くなると熱中症への注意が必要。熱中症アラート情報で暑さ対策(心の準備)や、お天気サイトの10日間熱中症情報を注意喚起として社内共有しています。体調管理大事ですよね。
話題はガラッと変わり、「立秋」もとうに過ぎ、暦の上では「秋」。「秋」といえば進路を考えたり、入試や採用試験が始まる時期ですね。
私事で恐縮ですが、私には高校3年生になる子供がいます。
ひとり親でひとりっ子、できれば地元で就職をと思っていたのですが、専門学校進学の道を選びました。オープンキャンパスに同行し学校見学をしていると、春には離れて行っちゃうんだなぁと切ない気持ちが溢れてきます。
部活遠征で2~3日の不在でも寂しくてたまらないのに、寂しさに耐えることができるのか?
(管理部 S)
品質管理課から
こんにちは、品質管理課のOです。品質管理課の日々の主な仕事は、受け入れた生乳の検査と製造した製品の検査です。
夏の繁忙期で製造量が増えるこの時期でも、品質管理課はいつも通りの仕事です。乳製品工場が忙しくなるため製造のお手伝いもしますが、今年は町内の高校生が3名もアルバイトに来てくれました。
部活もある中、数時間に1本しかないバスを利用して来てくれてありがとう!
高校生のアルバイトも終了し、興部の短い夏が終わってしまうと思うと少しさみしいです。
もしまた気温が上がる日があれば、熊対策を万全にして、愛犬たち(シリィとサニー)と最後の川遊びをしようと考えています!
(品質管理課 O)
ミルクプラントから
今年も暑い日が続きましたがプラントでは無事に夏を越えられそうです。
長年勤めていらっしゃるベテランのパートさんたちは、年齢を感じさせないほど元気で、変わらず頼もしい存在です。その経験と活力にはいつも感心させられます。
4月に1人仲間が加わり、9月にも入社予定を控えた方がいます。2人とも道外出身で北海道と酪農未経験者です。これから多くのことを学び、美味しい商品を皆様にお届けする有望な若者です。
まずは北海道の気候に慣れるため、衣替えのタイミングから厳しく指導していきます(ノ´∀`*) 。2人の行く末を暖かく見守って下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
(ミルクプラント 工場長S)
営業部から
こんにちは、ノースプレインファームオンラインショップ店長です。
オンラインショップでは夏のギフトシーズンが終盤を迎え、やや落ち着きを取り戻して来ました。今年も大切な贈り物にお選びいただいた皆様に心より感謝を申し上げます。
さて、ここ興部ではもうすぐ短い夏が終わりを迎えようとしています。9月に入ると朝晩の気温が一桁台の日が増え、日ごとに秋めいた空気に変わっていきます。とは言うものの、道外にお住まいの方はまだまだ厳しい残暑が続いているのではないでしょうか。
暑い日にはさっぱりした食べ物が欲しくなるもの。そんな時にぴったりな加糖ヨーグルトを使った、おすすめのレシピ記事を公開しています。
どれもご家庭にある簡単な材料でお手軽にお楽しみいただけます。ぜひお試しください!
(営業部 U)
シリィのこと
3歳半を過ぎた看板犬のシリィ、もう成長の記録ではなく生活の様子のお知らせになるのかな。
成長とともに警戒心やなわばり意識も出てきて、人や犬との相性も見えてきました。野生動物ではないので、人側が上手に対応してあげないといけませんね。
シリィ自身は相変わらず健康で、元気に走って食べて寝ています。暑いのが苦手な犬で、時々おこっぺでも30℃近い気温のときはぐったりな様子です。
そんな暑い日のおやつはフローズンヨーグルト。脂肪分を抜いた牛乳を使った商品開発を長年考えていましたが、おいしいことを一番に考える私たちとしては、納得できる商品ができずにいました。
そこで、小さな乳業会社では活用が難しいチーズホエイやバターミルクも使って、脂肪分の少ないヨーグルトを凍らせた「ペット用のフローズンヨーグルト」を作りました。
原料は有機生乳で、ペット向けに脂肪分を抜き、乳糖も乳酸菌による発酵で減らした低脂肪のヨーグルトです。水分とたんぱく質が主成分ですので、暑い日に最適。乳製品好きのペットたちには好評です。もちろんシリィも凍ったままガリガリよく食べてくれています。
ニュースで40℃近い気温の本州の様子を聞きながら、過ごしやすい気候のこの地域で生活ができて良かったのかな、と人間は思うのでした。
兄妹犬たちはみんなおこっぺより気温の高い地域にいます。時々遊びにも来てくれて、きっと幸せに暮らしてくれていると思っています。
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