2023年東京大賞典①(今年最後…ざっと買い目)

いよいよ明日は今年最後のG1レース「東京大賞典」です。

出走馬は以下の9頭。

前売段階では、昨年の優勝馬でドバイWCも勝った「ウシュバテソーロ」が1番人気、地元大井所属でデビュー以来7戦負けなしの3歳馬「ミックファイア」が2番人気、そして前走JBCクラシックを勝った「キングズソード」が3番人気と続いています。

この東京大賞典は、2018年から2022年とオメガパヒュームが4連覇したり、過去にはホッコータルマエが連覇したりと、リピータの多いレースです。ダート馬は新陳代謝があまりなく強豪馬が息長く活躍する中にあっても、基本的には大井競馬場の2000メートルが合う合わないという適正が求められるレースなのでしょう。適正という点では、とりわけ今回、大井競馬場の砂質がこれまでと変わった(2023年10月末に全面入れ替えを行い砂厚も調性した)ことにより、従来よりもパワーを要するコースになっているところが予想のポイントになりそうです。

ウシュバテソーロに関しては、砂を入れ替えた後の大井と同じような砂質の船橋でも2走前に勝利経験がありますし、ダート路線転向後は底を見せていませんので、力関係的にもここでも大負けするとは考えにくいです。ただ、勝った船橋(日本テレビ杯)のレースレベルも含めてダートでの成績を見る限り、個人的には、本質は左回りの軽い馬場向きのような気はしています。

他方、ミックファイアに関しては、3歳馬相手の競馬しか経験しておらず、中央の古馬の一線級と走るのは初めて(ジャパンダートダービーで中央の3歳勢と対戦していますが、相手としては少々あれなレベル)、砂を入れ替えた後の大井も初めてで、斤量も古馬とは1キロ差でしかありません。ここはあっさり通用するかもしれませんが、どちらかというとパワーよりもスピードに寄ったタイプですし、全く歯が立たない可能性もあります。

いずれにしても、人気になっているウシュバテソーロ、ミックファイアの2頭で鉄板ならば見送ったほうが良いレースかもしれませんが、今年最後の競馬なので、せっかくすから、悔いなく1年を締めくくるためにちょっとだけ遊びたいと思います。

過去のデータが少なくてなかなか予想しづらいのですが、このレースは基本的に、前走チャンピオンズC、JBCクラシックで好走した馬が強いレースです。

とはいえ、実績を踏まえればウシュバテソーロを全く無視はできないでしょう。

ですので、⑤ウシュバテソーロを三連複の軸に、①キングズソード、②ノットゥルノ(砂入れ替え後の大井で実績あり。前走左回りは度外視)、⑥ドゥラエレーデ(芝のレースではあるけど、何だかんだ言っても中央のG1ホース)、⑨ウィルソンテソーロ(前走チャンピオンズCの末脚は見事)、計6点。トリガミにならないように気をつけながら。


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