2023年阪神JF⑦(サフィラ?)

前の稿ではサフィラを○(対抗)と評価していたのですが、何気なくフォトパドックを眺めていて、「うーん、これじゃない」という気持ちが出てきてしまいました。

後肢が長く、腹の切れ上がった、シュッとした馬体。全体を遠目で見ると「スレンダーな美人さん」なのですが、よくよく見ると、肩から胸辺りはそこそこガッチリしていて、何やらアンバランスなフォルム。

今年のエリザベス女王杯6着だった半姉(父ディープインパクト)のサリエラも似たようなフォルムですが、それに輪をかけた感じ。

あくまでも私の個人的な見解、というか、ほとんど好みの問題ですので、馬体を見る専門家の方だと全く違う見立てなのかもしれませんが、3歳の秋以降、もう少し身が入ってからの馬、という気がします。

前走アルテミスS2着ということで、前売り段階でもそこそこ人気にはなっていますが、この馬体の印象だと、大きく勝負する馬券ならば3列目でおさえておくかな?くらいの感じ、馬券の点数を絞るなら、思いきって消しでもいいかな?という気がしてきました。

これなら▲(単穴)評価にしたキャットファイトのほうが上かな?という感じです。

馬体的にはルシフェルのほうが断然好みでして、色々屁理屈を捏ね回してはみたけれど、やっぱり第一印象って大事だなということです。本音としては、ここを惜敗(4〜5着くらい)して来年のオークスに使ってきたら断然買います。

ただ、鞍上ムルザバエフ騎手でそこそこ人気になりそうで、チャンピオンズCのドゥラエレーデのこともあるし、私も無条件に釣られそうだったのですが、少し調べてみると、ムルザバエフ騎手というのは、「芝よりもダート」、「差し追込よりも逃げ先行」タイプのジョッキーなんですよね。

じゃあテンが早くなりがちな阪神JFで、枠も外過ぎるし、明らかに中距離志向の馬が前半追走に手間取ってからの大外ぶん回しで届くかどうか?あと少し届かず掲示板まで、あるいは前半から無理矢理押し上げていって直線案外伸びず、なんてことにならないかなという危惧もあります。

それこそデムーロ騎手辺りを乗せて欲しかった気はします。

それでは、3番手評価(▲)をどの馬にするかということですけど、ボンドガールが回避しても、サフィラやコラソンビートを嫌っても、過去10年の結果を見る限り、美浦所属であろうが栗東所属であろうが、前走は「東京芝1400〜1800メートルのレースで連対」(過去10年で3着以内に入った馬のうち18頭が該当)し、さらに理想は「当該レースでメンバー中3位以内の速い上りの脚を使っている」馬が、このレースで好成績を残しているんですね。

そういう条件で改めて見ていくと「ステレンボッシュ」が該当します。

中2週というのが少々引っ掛かりますが、そこは「牝馬の国枝厩舎」で、アーモンドアイでお馴染みルメール騎手とのコンビです。先週辺り、ルメールが若干調子落ち?っていう感じもありますが、それでも来る馬は来るので、まぁ大丈夫でしょう。

ということで、私の前々日段階の見解は(よほど馬体重が大幅にマイナスとかでない限りは変わらないと思いますが)、以下のとおりです。

【追記】
先週も少し感じていたのですが、土曜日の競馬を見る限り、ルメール騎手については、けっして乗れてないとまでは言いませんが、少なくとも一時期の手が付けられない状態ではなく、普通のジョッキーという感じがしますね。

ステレンボッシュに関しては、前走東京の芝1600メートル戦を上り最速で勝っているという買い材料もありますが、今のルメール騎手に全幅の信頼はおけない気がします。

◎アスコリピチェーノ
○キャットファイト
▲未定


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?