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星景写真のお話|#2|ソフトフィルター

2019年も大晦日となりました。お久しぶりのnoteになります。
放置していてもフォロワーさんが増加している事に感謝いたします。
2020年はぐんと投稿を増やすつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。

星景写真のお話、第2弾としてソフトフィルターに関してまとめてみました。これから使おうと思っておられる方や、どんな種類や効果、メリットデメリットがあるのか知りたい方、自作の方法など、ある程度使用されている方にも参考になるところはあると思います。
今回は安価ではありますが、有料でご紹介させていただく事にチャレンジしてみます。

●概要

実は昔のフィルムの場合ですと、それ自体に光が滲む効果があり、星の明るさに応じて適度に星が大きく写り、星の色もよく出ます。

しかしデジタルでは星がシャープに写りすぎ、小さな点にしか写りません。星の色もすぐに飛んで白くなってしまうので、 フィルターを使って星を滲ませる方法が一般的になっています。こうする事によって、明るい星は大きく滲み、星座もわかりやすくなります。また、滲む事によって星の色も出やすくなります。  

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ソフトフィルターはデフュージョンフィルターなど、他の名前でも呼ばれています。 効果や強度や好みによって、さまざまなものが市販されています。今ではハーフソフトフィルターというのも何種か出回っています。 自作も出来るので、自作方法も後述します。

一般的に、同じ強度のフィルターを使用しても、広角側で効果が薄く、望遠側で効果が強くなります。 なので、使い分けは必要です。(フィルター径が同じだったりするとついそのまま使いがちです)つまり、魚眼や14mmなどの超広角には効果の高いフィルターを、28mmとか35mmになってくると星がボケ過ぎるので効果の弱いフィルターを使います。

●お薦めの市販ソフトフィルター

一般的で良く使われているのは「ケンコー・プロソフトンA
シートタイプでは「LEE No.3
LEEのフィルターは効果が弱い方から、No.1からNo.5まであります。私もこれらを使用する事が多いですが、LEEの場合、ソフト効果が弱めのNo.1No.2もお薦めです。(好みですが、特に35mm程度のレンズには効果が弱めなのでお薦めです。)LEEのソフトフィルターはセットで売られている事が多いですが、ヨドバシカメラなどで普通に1枚づつ買えます。 cokinというメーカーもあります。私は使ったことありませんが、評判は良かったので試してみる価値はあると思います。
ケンコーのソフトフィルターのカタログによると、効果の強さは下図のようになっています。

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