Billy Joel『Glass Houses』(1980年)
80年代洋楽ブームのアイコン
こんにちは。
少し前から80年代ブームのようです。
当時、ポップ・ロックの世界では70年代の後半から盛り上がってきたムーブメントが80年代へ入り、ますます過熱してきた感じがしていました。
加熱の渦中に発表されたのがこのアルバム
『Glass Houses (ガラスのニューヨーク)』
そしてこのアルバム。どの曲をシングル・カットしてもヒットしそうな、全曲がポップでメロディアス。
私は大体においてギタリストが目立つアルバムを中心に聴いてきたのですが、このアルバムだけはそうじゃなかったですね。そんなアルバムを買ったのはこれが初めてじゃないでしょうか。
このアルバムをビリー・ジョエルのNo.1とするのは遺憾に思う方も
いらっしゃると思いますが、私にとってはこれ。
ちなみに過去には『ニューヨーク52番街』とか『ストレンジャー』とか『ピアノマン』とかあるし、以降には『ナイロン・カーテン』とか『イノセントマン』とか、ビリーには聴いておくべき名盤が揃っています。
まず、A面の一曲目(まだレコード時代です)。ガラスの砕け散る音がします。レコードジャケットのビリーが石を投げたことがわかります。そしてギターのリフが入ってきて4小節目に全員が加わる、という曲の作り方は、その当時、いや現代でも行われている定番アレンジ。「You May be Right (ガラスのニューヨーク)」から始まります。
ところで、おや?「ガラスのニューヨーク」という邦題。
「Glass House」のことなの?それとも 「You May be Right」 のことなの? という疑問を持ったあなたは鋭い! しかし答えはありません。ここら辺は適当に流しておきましょう。とにかくこの曲が大好きで、当時はいつも口ずさんでいましたし、今でも歌詞カード見ずに歌えます。
ちなみに、なんですが、歌詞カード見なくても歌える洋楽が私には3曲あって、この曲とイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」と、ポール・マッカートニーの「バンド・オン・ザ・ラン」です。
ビリー・ジョエルの曲作りは、このアルバムを境にして、少し変わったようなイメージがあります。
これはあくまでも私見なんですが、以前は一曲一曲が独立して物語として完結していたような感じだったのに対して、以降はアルバム全体としての統一性のようなものを感じます。
まぁ、小難しいことは考えずに、このアルバムを楽しみましょう。
「ロックンロールが最高さ!」( It's Still Rock and Roll to Me )
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?