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悩んだときこそ「小さなこと」に目を向けよう

昔の私は何か失敗すると「もう絶望だ」とすごく話を大きく抽象的にしていました。これって今思うと「自分を守る」という側面があったなと思います。なぜなら話を抽象的にすることで、自分が上手くやれなかった事を「具体的に」直視することから逃げられるんですよね。

例えば、作った資料を上司にダメ出しされた時に、「自分はなんてダメなやつだ」と考えれば、上司が具体的に指摘した、自分の理解が浅かったり表現力が足りない具体的な部分から目をそらすことができる。

ではどうすればよいか。私が心がけるようになったのは、現実的に、具体的に考え、少し動いてみること。ただ、それをおおげさに考えるのでなく、できるだけ「小さな」思考と行動にフォーカスするのが大切です。話しやすい同僚に相談する、指摘された通りにまず少し直してみる、上司に直すべき部分について質問してみる。

とにかく状況を一気に改善しようとせずに、少しずつ、手のつけられるところから前に進めていく、あと、人の力を借りる。小さく具体的な質問に対しては、助けてくれる人は自分が思ってるよりたくさんいるし、それをヒントに物事が少しでも前に進むと気持ちも前向きなものに変化してくることが多いです。

逆に失敗して悩んだ時にやめたほうがいいのは「内面を見つめる」ことだと体験的に思います。それって思考の抽象度を上げて、目の前の具体的な事象から目を逸らさせるし、「もっと中長期のキャリア考えて資格でも取ろう」みたいに、問題解決につながらない行動に走ったりしてしまうことが多いからです。

抽象的に自分について、人生について考えることの価値は大いにあるのですが、自分が悩んでしまっているなという時は、とにかく目の前の小さく具体的なことに目を向けること。そこに向けて行動してみること。これを常に自分に言い聞かせるようにしています。

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