マガジンのカバー画像

グローバル経営の極北 @note

31
ブログ「グローバル経営の極北」の人気記事を再編集してまとめています
運営しているクリエイター

#キャリア

日本の大企業「30代の位置づけ中途半端」問題について

30代をどう過ごすべきか? 日本の大企業での「30代の位置づけ中途半端」問題ってあって、20代はわりと何でも自由にやれるし学びも多いのだけれど、次のステップとしてのマネジメント(課長)になれるのは40代が普通。なので30代の位置づけが曖昧で、その期間に成長機会がなかなかないのが個人のキャリア構築上も課題となる。 現場の実務も「経験」しないと身につかないように、マネジメントの仕事も実際に経験しないと、その難しさや勘所が身につかない。欧米や今ならアジアの大企業でも、20代で現

リストラされる寸前だったときのこと

少し個人的な話を。 ここで書いたように、2008年の夏ごろの私は、コンサルの仕事でまったく成果が出せずに、長年の持病にも悩まされ、完全に八方塞がりの状況。しかも業績の不振から、会社ではリストラのプログラムが動き始めていました。 そして「使えないコンサル」だった私は、案の定その対象の一人となり、異動先が見つからなければそのまま退職せざるを得ない状況に。 でも、ここまで追い込まれて「負けず嫌い」の火がつきました。自分を売り込むプレゼン資料を徹底的に磨き込んで、社内の知り合い

サラリーマンだからこそ「正気でいられる」件について

サラリーマンのメリット最近のネットは「個人の時代」というのが流行りで、起業やフリーランスなど「個人として」活躍することが称揚されがち。 この流れ自体は私も大賛成で、既存の組織を離れて自分がやりたいことで起業したいと思う人、フリーでやりたいと思う人が増えることが日本の活力に繋がると信じている。 ただ、個人的には、自分はサラリーマンをやっているおかげで「正気を保てている」なとよく思う。私の場合は、仮に独立とかしたらすぐ引きこもるのは間違いないなと。 というのも、組織の中で、

上司とは「利用する」ものである

「上司と合わない」もしくは「上司から何かを学びたい」という人はすごく多いけれど、それよりは社内、社外問わず自分が「この人は凄い」と思う人を真似たり、鍛えてもらう方が良いかなと。つまり「師匠」を持つこと。かたや、上司は選べないんで、そこで悶々としてても不毛な結果になりがち。 というのも、上司って部下に対して、適切な業務をアサインすること、本当に困った時助けること、成果をきちんと評価すること、くらいしかできない気がしていて、メンタリング/コーチングといった、本来は心理学やカウン