見出し画像

猛毒オコゼの唐揚げ

いつもの橋立漁港のお魚屋さんがおすすめの魚があるということで、聞いてみるとなんとオコゼでした。

僕も一度釣り上げた事があるのですがゴンズイのときと同じ様に毒針にガッツリ刺されて手が2倍近く腫れた覚えがあります。そんなトラウマフィッシュですのでリベンジを兼ねて捌いてやることにしました。

オコゼの毒対策

磯付近の砂泥場に主に住んでいる根魚です。体の色は茶黒っぽいまだら模様で海の底の土や岩に擬態して生息しています。

背びれに強力な毒を持っていて、この毒は締めたり死んだとしても残りますので調理の際は十分に注意する必要があります。刺された場合は傷口を洗浄し、棘が残っている場合は除去することが必要です。毒成分は、熱で分解する性質を持っているので、刺された場所を42〜45度の温水に30〜90分浸と治療で有効だと言われています。

画像4

日本昔話のヤマノカミ

オコゼといえば日本昔話でも登場しました。ヤマノカミは不器量なうえ嫉妬深い女神で、醜いオコゼの顔を見ると、安心して静まるという言い伝えです。それほどブサイクさに定評があるオコゼですが強面なのに愛嬌のある顔をしています。前回のマトウダイの方がよっぽどブサイクな気がします。

画像4

捌き方を学ぶ

今回も解説動画を作りました。iPhone+iMovieで作成、仕入れのとこからの現場中継から調理の様子をお届けします。

唐揚げの下ごしらえ

白身で弾力のあるオコゼの魚肉はまるごと唐揚げで美味しいとのこと。今回はぶつ切りにしてニンニク生姜で味をつけてカラッと揚げてみました。ハーブなどで風味漬けすると更にさっぱりといただけるでしょう。

画像5

実食: 猛毒オコゼの唐揚げ〜ニンニクハーブ味〜

前日のレモンが余っていたので、唐揚げに絞っていただきました。今回の盛り付けは失敗ですが、お頭ごと揚げたのは迫力があって正解でした。揚げ方によりますがカサゴ系は揚げると骨までいけちゃいます。白身のフワフワ、皮はカリっとした食感。

アサヒビールと一緒に罪深い夏の味を堪能します。

画像4

まとめ

今回でいつぞやの釣りの時の雪辱を果たせました。めちゃくちゃ美味しいです。釣った時には迷惑なのですぐに逃しちゃうものですが、手間をかけて調理するタイプの毒魚はなぜか美味しいんですよね。

しばらくカサゴ系の揚げ物にはまりそうな予感です。一匹¥800!十分な撮れ高でした。

次回もお楽しみに。@norinity1103 でした。


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

サポートありがとうございます😃 いただいたものは、我が家のウコッコさんのエサ代か、書籍などのインプットに活用させていただきます! Twitterフォローいただけると嬉しいです!気軽に絡んでください https://twitter.com/@norinity1103