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園庭のない保育園

私が園長を務める保育園は
渋谷原宿池袋新宿…都心までは
20分程度、という都心にあります。


園庭はありません。
え、園庭無いなんて可哀想…

そう思う方も
沢山いると思います。

私が以前、勤務していた
幼稚園も保育園も
広い園庭があり、
園舎のどこからでも
視界を遮る無く
青空曇り空雨雲夏空冬空夕暮れ
そして冬場はお月様と星空が
見えていました。

センス.オブ.ワンダー

子ども達へ1番大切な贈り物が
当たり前の様に届けられる事が無い
保育環境を

私は選んで園長になりました。

望むものが無い時、
私達はどうするか。

どの様に
子どもの最善の利益を守るか。

その為の
マネジメント

そこにフォーカスしたい。

この小さな保育園で
繰り広げられる
保育士さん達の
語り合いと認め合いの先にある
創意工夫で

何を生み出せるか。

そこに
チャレンジしたいのです。

自然の中で保育する。
それに勝るものは
きっと無いでしょう。

それでも
私達は
チャレンジします。

そこに
園児がいて
命の輝きがあるからです。

今日も
たっぷり働きました。

帰り道、夕暮れの空は
どことなく寂しくて
深い灰色に見えました。

それでも 風が吹くと
木々は揺れ 優しい葉音が
細い路地を抜け、
坂道を下って
優しく夜の訪れを
伝え歩きます。

悲しい時
人は道に迷います。
でも立ち止まった後、
迷って止まっている自分も含めた
景色を思い出す時、
そんな自分も愛しくなるものです。

怒りの下にあるのは

『悲しみ』『虚しさ』
『苦しみ』『心配』『さみしさ』など。

これらの一次感情が
大きければ大きいほど、
二次感情である怒りが膨大になります。

怒りは一瞬で湧いてくるので、
一次感情に目を向ける時間がなく
自分の感情に蓋をしてることに
気がつきません。

今、感情が揺れている方が
きっと多いと思います。

気持ちに寄り添う。

誰かの、では
ありません。

自分の気持ちに
まずは寄り添う事を
忘れない様にしたいと思います。

その上で

目の前にいる子ども達、同僚、職員の
一次感情にフォーカスしながら
寄り添う。

それを丁寧に行っていく。

私達だからこそ
できる保育があります。
保育園の特色をみんなで共有して
笑い合って仕事をしたい。

毎日色々な事が起こります。

それでも
私が出来ることを
精一杯やって行きたいと
思います。

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