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薬膳あるある…「薬膳を作ったら家族に不評だった」

漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のり子です。

昨日、友人がnoteを見て「いい記事だねぇ」と褒めてくれました!

嬉しい!!褒められて伸びるタイプです。どんどん褒めて♪

フォロー、「スキ」してくださいね。

めっちゃ喜びます♪

その記事は、こちら。

「でもさぁ、伝え方って難しくない?
子供のころにニキビがひどくて、母親に「これ飲みなさい!!」と言われてどくだみ茶飲まされてたんよ。めっちゃイヤやったぁ~!」

「わーかーるーー!!」と同調したものの、「薬膳を学んだ方あるある」でもあるんですよね。

良かれと思って勧めてみても、押し付けると反発されるのが、世の常…。

でも、これも陰陽の考え方でクリアできるんです!

中医学、ステキすぎる~!!


薬膳を学ぶと誰かに話したくなる

セミナーや講演で話していると、頭が落ちそうなほどウンウンと頷きながら聴いてくださる方がいらっしゃいます。

ほんと嬉しい!!

「高校2年の息子の顔にニキビがいっぱいで…。今夜は息子にナスを使った料理を作ります!!」なんて言われると、ステキすぎる母の愛に感動します。

翌日に「いかがでしたか?」とLINEすると、泣きのメッセージが…。

「ナスはまずいから嫌い。肉の方がいい!お母さん、薬膳とか勉強しだして、ヘンなもんばっかり出してくる!焼き肉でえぇねん!!」と怒られました…と。

そっか…。それは辛い…。

母、ショック…。息子さんのためを思って作ったのに…。

なぜこうなっちゃったんでしょう?


診断は「当てもの」ではない

薬膳のベースである中医学は、五感を使って診断します。

詳しくは、先ほどの記事を読んでくださいね。

診断方法の中に問診というカウンセリングがあるのですが、これがまた大変…。

陥りやすいワナがあるんです。

自分が知っている知識を当てに行ってしまう…というワナ。

知らないことが出てくると、怖いんですよね。

「えっ?!なにそれ!そう来ると思わなかった。まずい…どうしよう…」と。

慣れてくるとね、「へぇ~そうなんですねぇ~」と言いながら頭の中でグルグル考えられるのですが、慣れていなければ硬直…。

口をぽかんと開けて遠くを見る「埴輪(はにわ)」化していきます…。

だから、知っている言葉が出てきたり、自分の思っていたことと同じワードが聞こえてくると、「よっしゃ~!来た~~!!」みたいになってドヤ顔になる…。

「そういうの、あるでしょ?」「ほら~!やっぱりぃ~!(お母さん知ってるんだから)」などなど。

診断は「当てもの」ではないんです。

自分の診断が正しいとか正しくないとかではなく、「相手のバランスが乱れている原因を突き止めて中庸に戻す」ということが目的

「自分が」正解するのではなく、「相手が」元気になることが大事なんですよね。

だから、問診をするときには、相手の顔を見ましょうね。

必死に書いたり眉間にシワを寄せて考えている人に、心を開いて話そうとは思わないですよね?

笑顔ですよ。笑顔。あなたのステキな笑顔で優しく…。

心臓はドキドキで、頭の中はグルグルしていても、女優でね♡


食べ物の効能から話してしまう

「トマトはね、ナスはね、キュウリはね…」と効能を話したくなるのも分かります。

でも、興味がない人からしたら「それがどうした」となる…。

ましてや嫌いだったら、「その野菜の名前すら聞きたくない…」と不機嫌になるかも。

そもそもの目的は、「目の前の大切な人が元気になるため」ですよね。

だから私のセミナーでは、サンプルレシピはあまり言いません。

「ナスとトマトでね…」と言っても、ナスもトマトも苦手だったら終わりでしょ。

「この一覧の中から、みなさんが使えそうなものを選びましょう」と伝えています。

私が料理教室をしないのは、そういう理由。

食材の効能よりも、診断する力を付けて食べものを選んで欲しいから。

お料理教室を否定している訳ではないですよ。

いちばんの理由は、人に教えられるほど料理が得意じゃない…ということなんだけど…。


相手と同じ景色を見よう♪

でも、やっぱり食べものの効能を話したいですよね。

そういうときに意識して欲しいことがあります。

「相手と同じ景色を見る」「相手のライフスタイルに入る」ということ。

トマトが好きな人には、ナスよりもトマトを
パスタが好きな人には、トマトソースのパスタ
ピザが好きな人には、マルゲリータ
お酒好きの方には、レッドアイを…

聞いてくださる方の日常に入って、いかにイメージをしてもらうか…です。

「あぁ、それならやってみよう!」と思ってもらえれば◎。

ライフスタイルに薬膳が入ることへの抵抗が少なければ、行動に移してくれる可能性が高まるのです。


高生男子に「薬膳スゲ~!」と言わせるために

先程の高校生男子のお母さんは、「先生、なんとしてもナスを食べさせて息子のニキビを治したいんです!!」と。

素晴らしい母の愛。

でも、いちど拒絶したことを納得させるのはなかなか難しい…。

そこで、作戦会議!

「ナスが夏にたくさん採れるのはなぜ?」というところから、アプローチすることにしました。

母:夏は暑くて体温も上がって、熱中症になるよね?
熱い体を早くクールダウンさせるには、どうしたらいいと思う?

息子:木陰に連れて行って、冷たいペットボトルを脇とかの太い血管に当てるのを見たことがあるよ。

母:なんで冷たいペットボトルを太い血管に当てるんだろう?

息子:血管を冷やすことで早く体温を下げるらしいよ。

母:あなたのニキビって赤いでしょ。それは炎症だからそこに熱がこもってるのよね。早く炎症を鎮めた方が良いと思わない?

息子:確かに…

母:それがね、ナスがしてくれるのよ!ナスってね、血管を冷やしながら血流を良くしていくから、炎症や熱感が早く取れるのよね。暑い夏にたくさんナスが出てるでしょ、ナスってね…(以下、ナスのステキな説明…)

結果…

息子さんはナスを3日間連続食べてくれて、赤いニキビが治ってきたのです!!

母、喜ぶ。
息子、治って喜ぶ(彼女がいるからキレイになりたかったそう♡)
私、めっちゃ嬉しい♪


小さな幸せのエネルギー循環から

ちょっと手間かもしれないし、「いいから食べなさい!!」と言った方が早いけれど、相手を動かすというのはなかなか難しいのです。

女性はまだ理解されやすいですが、男性は理論的なので、「なぜそうなる」ということをしっかり伝えてあげると良いです。

こうやって成功事例を作れば、「お母さん、最近便秘っぽいんだけど、何食べたらいい?」と聞いてくれます。

これってステキだと思いませんか?!

私なら「よっしゃーーーー!!」となります(笑)

親子のコミュニケーションが取れると、問診や診断もしやすいです

お母さんが笑顔でご機嫌なら、家族みんなが笑顔になります。

「お母さん、あのね。○○なんだけど、何か作って」という会話が飛び交う家庭を増やしたいです。

子供さんとの会話にしていますが、もちろんご主人との会話も増えます♪

「主人はもういいんですけど、息子を…」という言葉を聞くたびに、「お父さん、ファイト♡」と心の中で祈っています。

薬膳ってステキでしょ?

中医学の理論を理解していれば、このように誰かにきちんと説明できるようになります。

ただ学ぶだけでなく、活かせる薬膳を身につけていきましょう!

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