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One mistake does not define you. from "Auggie & Me: Three Wonder Stories"

年始からいろいろいろいろあり過ぎてnoteを更新する気にもならなかったのだけど、漸く光明がみえてきた。来週末でケリがつく。来週の今頃は終わってる。もう一踏ん張りじゃ。


そんな中でも時間をみつけてはちょこちょこと、英語の本を読むことは続けておりました。常日頃仕事で、これだけ英語に触れててもまだ英語の本を読みたくなる、読む気力がある、ってことは、よっぽど英語がすきなんやろうな。と実感。

読み終わったのはこちらです。


”Wonder”という世界中でベストセラーになっているこども向けの小説の、スピンオフ作品。
本編は多読を始め割と最初の方で読み終わっている。映画にもなっている。ママ役はジュリア・ロバーツだったのか!


August Pullmanは普通の10歳の男の子。但し顔以外。
幼い頃から何度も手術を受け、ずっとホームスクーラーとして過ごしてきたけれど、彼の両親は遂に、学校へ通わせることを決めた。
はじめてAugustの顔を目の当たりにした生徒たちは明らかに戸惑う。遠巻きに眺めたり、あからさまに避けたり。じろじろ見たり、こそこそ話をしたり。

そんなAugustと関わりをもつ3人のこどもたち、いじめっ子Julian, 小さい頃からの友達Christopher, そして同級生Charlotteの物語。





Julian

所謂スクールカースト上位にいる男子ですな。
Augustのお世話役と言いますか、Charlotteともうひとり男子と一緒にAugustをサポートするよう校長先生から申し付けられるものの、どうにも受け入れられない。Augustの顔が。
終いには、Augustのロッカーに侮辱するようなことばを書きつけたPost Itを張ったり。これはもういじめ以外の何物でもない。

さすがにこの行為はみつかり、謹慎処分をくらう。Julianの両親も両親でモンスターペアレンツと化していて、学校相手に訴訟するぞ!と(父親は弁護士)。

謹慎処分のあいだ、父方の祖母の住むフランスで過ごすJulian。そこでJulianの所業を知った祖母が語る昔話…


第二次世界大戦中、ユダヤ人の祖母が、Augustのような身体に難のある男の子に助けられ、彼の家族に匿われて生き延びるという話で、それを聞いたJulianが、自分が今までAugustへしてきたことを激しく恥じる展開なのだけど…

身も蓋もなく言ってしまえば、筋金入りのいじめっ子らしいJulianが、これ聞いただけでそんな簡単に改心すんのかい?!とは思いました。そこはまぁ、こども向けの小説ってことかしら。もしくは英語の理解が足りんのかしら…

あとは、ホロコーストというのは欧米の人たちにとって、あの時代を思い起こさせるものなんやなぁ…とも。我々日本人にとっての沖縄戦や原爆にも似て。




Pluto

Augustの古くからの友達、Christopherのとある1日。

朝から大雨の降る日、ChrisはAugust家の飼い犬Daisyが亡くなったことを知らされる。

そして盛大に忘れ物をしてしまう。
理科のプリント、体操着、トロンボーン。
3つもなんて、ワースト記録更新だ…
学校まで車で送ってくれたママに取りに帰りたいと言ったけど、今戻ったら1時間目に確実に間に合わない。ママが届けてよね!絶対だよ!と約束したのがすべてのはじまり。


待てども待てども、ママが来る気配がない。

プリント忘れたことを、先生にたしなめられ
トロンボーン忘れたことを、それを今日渡すはずだった同級生にイヤミを言われ
体操着がないから体育は見学。
ママが来ないことで頭がいっぱいで、明日テストのある算数の授業は全く耳に入らない


何かあったんだろうか…
Daisyの件で、August家へ行ってんのかな…
(AugustのママとChrisのママは友達)

疑心暗鬼に陥っていたChrisの元へ、下校の迎えに来たのはママではなく。
離婚したパパだった。
ママが、運転中に、事故に遭ったからだ。


ぼ、僕が忘れ物届けてねって言わなければ…
ぼ、僕が忘れ物しなければ…



…なんだかこの辺りの心情、痛いほどわかるなぁ。
ママは結局、怪我して一時入院しただけで命に別状はなし。でも、Chris的には衝撃やったはず。「自分のせいでもしかしたらママ死んでたかも…」という。
3つも忘れ物して、ただでさえでいっぱいいっぱいだったから余計にね。明日算数のテストもあるしね?!

これはなんと、たまたま連絡を取って来たAugust、しかも理数系が得意なので、教えてもらってめでたしめでたし。




Shingaling

Julianと共に、Augustのお世話係を校長先生から申し付けられたCharlotteのお話。典型的な女子の仲良しグループの話。ランチは誰と一緒にたべるかとか、どの子はどの子が嫌いとか。

そこに、学校のチャリティーイベントが今年はなんとカーネギーホールで開催されることとなり、ダンスクラスを取っている女子の中から3名選抜されるというニュースが。
仲良しグループ同士で選ばれたいけど、ダンスの腕前からいくとそうは問屋が卸さんのよねぇ…


自分の小中高時代を振り返ると、そういう政治?には無頓着やったなぁと思う苦笑
いい意味で鈍感やったというか、気に留めてもいなかったというか。そんなの気にしなくても、まだお気楽に過ごせた時代だったのかも知れない。
また、”学校”というハコの中で集団生活を送る以上、こういうのは日本もアメリカもないんやな、とも思いました。





英語のレベルは相も変わらずの

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知らない単語や句動詞もそれなりに出て来るし、まだまだ時間がかかるけれど、1冊1冊読了できているのは純粋に嬉しい。この勢いで、我がKindleのReading Listに眠っていた、近いレベルの児童書をポチりまくりました!スイスイ読んで、徐々に年齢層を上げていきたい。




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