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思い出ぽん1 次男が幼稚園の頃の ホクロの話


にこにこ ぽっちゃりな次男が幼稚園の頃。

太ももにホクロを見つけて以来
何となくつまんだり 捻ったり
こねくりまわしていたようで

こちらが気付く頃には立体的ホクロ
として存在感があった。

放っておくのも嫌なので
良さげな皮膚科さがして連れてった。

体格がっちりなおじさん先生だった。
声も低めだった。

息子と向き合うように座っておられ
遅れて入ったワタシは斜めから様子をみていた。

「触ってたから少し腫れてるな。
ホクロは1センチ以上なら取らないとあかん
そこまで大きくないから放っといていいよ。」と。

先生は
特にワタシの方に向きを変えることもされず 
息子を見ながらそう言われた。
お礼を言って出た。

帰宅してからクスクス思い出し笑いする次男。

「おかあちゃん、あの先生な、
鼻のよこにブルーベリーみたいなホクロついてたんやで!」ゲラゲラ笑う。

家に着くまで
1人心の中で大爆笑していたに違いない。
ゲラのワタシを笑かすのを楽しみに。

えーっ!((((;゚Д゚))))

高い鼻に遮られ
ワタシからは山の向こうの
ブルーベリーは見えなかった。

「大きなホクロは取ったほうがええ言うた
先生に 大きなホクロついてた〜!」
キャハハハ〜

幼稚園時代だけ診て頂いた先生ではあったが  
いまだに

『ブルーベリー◯◯』  (◯◯に先生の姓)

と、次男に名付けられウチの笑顔のタネになって下さっている。

随分経って忘れかけていた頃
幼稚園から持ち帰った粘土箱、

開けて!とせかされ蓋をとる。

渾身の作!
『ブルーベリー◯◯』 先生が笑っていました。


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