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【就活】ナビサイトはボランティアではない

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各種ナビサイトをなぜ学生は無料で使用できるのか
不思議に思ったことはありませんか?

今日は大手ナビサイト運営の仕組みを
元採用担当者の私が解説していきます

結論、ナビサイトはビジネスであって
ボランティアではありません
(実は大金が動いています)


■ナビサイトの仕組みとは?


学生と企業のニーズをマッチさせるために
仲立ちをしているのが
ナビサイトの運営会社です

✅企業のニーズ

- 企業単体で応募学生を集めるのはとても困難
- 自力で学生を集められなくはないが、
  高額の広告宣伝をしなくては
  自社の採用情報に気づいてもらえない

学生のニーズ

- できれば楽をしてあちこち見たり
  調べたりせずに済ませたい
- いい企業にめぐり会いたい


運営会社は「○○ナビ」という
独自のプラットフォーム内に
企業情報と学生情報を集約することで
お互いが得になるよう
双方に情報提供を行っています


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■ナビサイトのビジネスモデル


では、運営会社はどうやって収益を得ているのか?
答えは…すべて企業からの出稿料です
(だから学生は無料で利用することができるのです)

どちらかというと、
運営会社はスポンサーである
企業側を見ているように思われます

なぜなら、収益源である企業に
「おたくのナビサイトは使えないね」と
そっぽ向かれたら、ビジネスモデルが
成り立たなくなってしまうからです


では、実際どれくらいのお金が動いているのでしょうか?
一企業当たりの参画費用は以下のとおりです
(あくまでも一例です)


✅企業がナビサイトに参画するためには…

■基本料金
(システム利用料)  300,000~900,000円程度
■合同企業説明会出展 50,000~1,000,000円程度
■その他オプション
※7日間 学生の目につきやすいところに
 企業バナーを優先表示させるなど  50,000円~


つまり、
一企業当たりの金額の合計は
数十万~数百万にのぼります


運営会社としては、
- 参画企業にたくさんお金を支払って
  もらえるような仕組みをつくりたい
- 今年利用してもらった企業には
     継続利用してもらいたい

と思っています


そのために運営会社は…

- ナビに掲載する企業数を増やす
  ➡ 企業数が増えれば当然、出稿料が多くなるから
- ナビ運営で得た情報を企業にフィードバック
  ➡ 学生全体の動向など
- 企業のエントリー数が増えるように応援アシスト
- 毎年コンテンツを充実させる
  ➡ 新アプリの開発・Web型のセミナーシステム

といったことを行っています


学生がナビを利用するのは1年だけですが、
ナビ自体の利用満足度が高ければ、
口コミで後輩が利用してくれることを期待できます

だからこそ学生・企業の双方に
満足のいくサービスが提供できるかが
カギになるわけです


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■まとめ

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ナビサイトは企業からの
出稿料(広告収入)で成り立っています

企業としては多額の費用を支払って
ナビサイトに掲載するので
支払った金額に見合った効果を
各種ナビに期待します

今の時点では学生のあなたには
今日の話は直接関係はないですが、
企業の採用活動には多額のお金がかかっている、
ということを認識してもらえればOKです

今後の就職活動の中で、
腑に落ちない点が出てきたときには
企業の費用面を切り口にするとわかるかもしれませんよ


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